2016年05月30日

週報No.43 5月20日号

点鐘(開会)        中島 敬髙会長
       司会進行 池上 道夫副幹事
国歌斉唱

今日の歌唱  「日も風も星も」
髙森 郁子ソングリーダー
来訪者紹介

卓  話  者 米山奨学生 唐    超(トウチョウ)氏
市  域R.C. 1名

■会長の時間
中島 敬髙会長

今週の16日(月)は熊本地震の本震よりちょうど1ヶ月の日でした。未だ余震が続いていますが、振り返ってみますと実に特異な地震と思います。
まず前震が4月14日21時26分、日奈久断層帯より発生し、M6.5、益城町震度7(熊本市他6弱)でした。
続いて28時間後の4月16日1時25分に布田川断層帯の活動でM7.3、西原村、益城町震度7(熊本市他6強)が起こり、これが結果的に本震となっています。
この4月14日~16日の間で最大震度6弱以上の観測が実に7件あり、今日までに震度1以上が1,500回以上あっています。
内陸型(活断層型)地震でM6.5以上の地震の後に、さらに大きな地震が発生するのは、1885年(明治18年)以降、観測史上初めてのケースです。
また、地震活動において、震度7が2回観測されるのも初めてのことです。
このような地震でまだまだ油断ならないものの、前向きに歩みを進めてまいりたいと思います。

■リレースピーチ
千葉 康博会員


週報No.43 5月20日号

仕事の話として「企業経営(M&A)について」のお話がありました。


地区大会出席高齢者表彰

週報No.43 5月20日号

田尻 邦雄会員


ネームプレート交換       中島 敬髙会長

週報No.43 5月20日号

甲斐  豊(阿蘇医療センター)


■出席報告
出席委員会


4月出席率報告       宮本 貫治出席委員長
4月1日   91.78%
   8日   89.04%
   15日    -%
   22日    -% 
  平均   90.41% 

出席100%表彰(5月)       宮本 貫治出席委員長

週報No.43 5月20日号

出田 信行会員 26年  松木 良介会員 23年
  大谷  均〃 15年     岡  成也〃 2年
  髙原 智成〃 1年

米山奨学金支給(5月分)       中島 敬髙会長
米山奨学生挨拶       唐  超(トウチョウ)さん

週報No.43 5月20日号

米山ボックス(米山奨学会への寄附)を回します。


■幹事報告
大谷  均幹事

・2016-2017年度R.I.理事指名委員会委員決定のお知らせ
R.I.理事指名委員会委員 本田光曠パストガバナー
・熊本西南R.C.創立40周年記念式典並びに祝賀会中止のお知らせ
◎来信案内
・熊本青少年育成県民会議:平成28年熊本県青少年育成県民会議総会の中止について(通知)
◎例会変更
・熊本西南R.C. 6月16日(木)の例会は、創立40周年記念例会の為、6月17日(金)18:30~ ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ2階「ストリングス」にて
・熊本西R.C. 6月7日(火)の例会は、年祝い例会の為、6月7日(火)18:30~ ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ1階「光琳」にて
6月28日(火)の例会は、最終例会(夜例会)の為、6月28日(火)18:30~ 熊本ホテルキャッスル地下「桃花源」にて
・熊本中央R.C. 6月10日(金)の例会は、歳祝い会の為、6月10日(金)18:30~ 和食「仲むら」
にて
・熊本東南R.C. 6月15日(水)の例会は、慶祝会および新旧役員交代式の為、6月15日(水)18:30~「日本料理おく村」にて
・熊本城東R.C. 6月6日(月)の例会は、歳の祝い最終家族会の為、6月6日(月)18:30~「青柳」にて
・熊本’05福祉R.C. 6月14日(火)の例会は、県民総合運動公園清掃の為、6月14日(火)6:30~ 県民総合運動公園駐車場集合にて
6月21日(火)の例会は、歳のお祝い・ご家族慰労会の為、6月25日(土)18:00~ 火の国ハイツにて
6月28日(火)の例会は、クラブ定款第6条第1節に基づき取り止め

■委員会報告
親睦活動委員会       髙原 智成親睦活動委員

6月24日(金)田吾作にて「祝賀懇親会」を開催します。

■スマイルボックス
岡  成也スマイル委員

中島 敬髙、泉  冬星、大谷  均、池上 道夫各会員  本日は、米山奨学生の唐 超さんを卓話者としてお迎えしました。歓迎のスマイルをします。
甲斐  豊会員  阿蘇医療センターの甲斐 豊です。震災に遭われた皆様方の震災後の御苦労に、心よりお見舞いの気持ちを申し上げます。阿蘇地区は、メインの国道57号線、阿蘇大橋が消失したことで、大きな「イタデ」をこうむりました。阿蘇医療センターは全館免震構造であったため、全く医療機器の損害なく、発災直後より全ての急患を受け入れて参りました。まだまだ大変な状況が続きますが、職員一同一丸となって、阿蘇の医療を守っていきたいと思います。どうか暖かくお見守り下さいますとともに、御支援をよろしくお願い申し上げます。今回で、あらためて、新入会員後2ヶ月目を迎えることができました。熊本ロータリークラブの諸先輩方、どうかよろしく御指導の程、お願い申し上げます。
田尻 邦雄会員  先般、圧迫骨折による入院中に中島会長、大谷幹事をはじめ会員の方々にお見舞い賜り有難うございました。未だ完治いたしておりませんで、「コルセット」を外すことができません、少しは動けるようになりまして本日から例会に出席できるようになりました。長らく例会を休みましてすみませんでした。ここに「スマイル」いたします。
小栗 宏夫会員  結婚記念日に素敵な香りのプレゼントありがとうございました。
上田 隆利会員  4月14日妻の誕生日にキレイな花を頂き有難うございました。当夜は孫がケーキを買って来てたので食後に食べようと用意してたら、一発目の地震がドーンと来たので全員テーブルの下にもぐりました。ゆれが収まり、いそいで駐車場の車の中に避難しました。5時間程して家に帰ったら、ケーキはフットビ、家の中はぐちゃぐちゃでした。なぜか花はキチンと立っていました。恐怖の中にもすこしの感動を見ました。70数年の重みでしょうか。

■本日の卓話
卓話者紹介       櫻井 貴浩会員


「日中の霊魂観の違い
 -現代中国における信仰危機を中心に-」
米山奨学生 唐   超氏


週報No.43 5月20日号

本年度の米山奨学生として熊本ロータリークラブにお世話になっております。中国から参りました唐 超と申します。今日、このような場で、お話をするチャンスをいただき、とても光栄に思います。どうぞ、宜しくお願い致します。
まず、私のことを少し紹介させていただきたいです。私は中国の江蘇省で生まれ、故郷は海辺で食べ物も豊かなところです。小さい頃はお祖母ちゃんと一緒に暮らしていました。お祖母ちゃんの家から海まで歩いて15分もかからないド田舎でした。毎日、お祖母ちゃんに昔話や神話などを教えてもらいました。そのおかげで、小さいころからずっと妖怪や幽霊など見えないものに対して非常に興味深いです。留学を決めるときにも、迷わずに一番妖怪や幽霊と関わっている民俗学を選びました。私の卒業大学は大連大学です。大連はとても綺麗な都市ですが、寒いです。4年間住んでその寒さにやられました。これも私が熊本に来た理由の一つです。熊本に来てから民俗学を学び、本当に民俗学は魅力的学問で、勉強すればするほど感じます。できれば、将来は研究者になり一生民俗学研究をやりたいです。
そして、今日は私の研究内容に関して簡単に紹介したいです。まだ未確定ですが、研究テーマは「日中の霊魂観の違い-現代中国における信仰危機を中心に-」です。
中国では長年の唯物論の教育システム下において、霊・魂は実在しないという考えが広まっていました。それが中国において霊魂観の民俗研究が盛んでない原因の一つでした。ですが、1990年代以降、中国の教育体系には激しい変化がありました。そのため、現在の20~30代の人々はそれ以前より開放的な教育内容を受けたため、考え方もだいぶ変わってきました。この影響で若い世代の霊魂観がそれ以前の世代と比べ変化したかどうかも興味深い課題です。つまり、現代中国はどのような霊魂観を持っているのですか、この問題を考えたいです。中国の比較対象として、日本における霊魂観をとりあげ考察するつもりです。
これまで霊魂研究に関して、アジアの霊魂観の概況や、日本人の霊魂観については、数多くの調査事例が報告されています。しかし、これまでの日中霊魂観の比較民俗研究では、明確な問題意識のもと、具体的に問題を絞って両者の比較検討を行った研究は少ないです。
「中国人 信仰缺失」(中国人 信仰喪失)というキーワードで百度知道(※ヤフー知恵袋)にて検索すると562個の質問項目が出てきました。その中一番早いのは2010年の項目でしたが、大多数は2013年、2014年に集中しています。これによって、近年、中国人は自分がどんな信仰を持つのに対して関心が高まり、自分の精神世界への探求が増えていることが見えられます。回答の中で、「今の中国人は信仰喪失の世代だ」という考え方が一般的です。
しかし、私は中国人の固有信仰が断層なく昔からずっと何らかの形で伝わっていくのではないかと考えています。「何らかの形」の正体を明らかにしたいです。信仰喪失ではないと反論したいです。また、「信仰喪失」と言われている現代中国人が実はどのような他界観、霊魂観を持っているのか、そして、日本とどのような違いがあるのか、この問題を考えたいです。
中国というと仏教と道教のイメージですが、実際の中国は他宗教国家で、仏教、道教、イスラム教、キリスト教の4教を主要宗教として、宗教信者は1億人余り、宗教団体3,000余りといわれています。
中国に国教はなく、中華人民共和国憲法第36条にて「信教の自由を有する」と規定されています。ただしこれは建前であり、実際はかなりの制約があります。しかし、ほとんどの中国人は、とくに決まった宗教を信仰することもなく、現代の日本人と同じように、年中行事や祭りといった時くらいしか宗教には関わらず、日本人と同様、信仰心が薄い人が多いです。また、中国にも多数の神様がおり、ひとつの神社で数多くの神様を同時に祀ってあることも珍しくないです。
では、なぜ現代中国は信仰が失っていると言われるのでしょうか。
1979年から始まった、30年余りの改革開放に従って、市場経済の転換により中国経済は急速に発展し、GDPはすでにアメリカに次ぎ世界第二大経済大国になりました。しかし経済の繁栄の背後には悲惨な代価を払っています。
現在、物質が豊かな中国では、人々は楽しくない、生活に関する満足度も低く、心には何かが足りないと思う人が多いです。急速な経済成長を遂げる中国で、凶悪犯罪や社会の混乱が激化しています。家族や児童を惨殺する事件や、心疾患罹患者による無差別殺人事件、汚染粉ミルクやリサイクル食用油など、先の見えない将来への不安…「中国人の心が歪んでいる」との表現を使う記事もよく見られます。こうした現象はいずれも、社会的な混乱が背景となっています。一連の問題が出た後、人々がじたばたと迷い、社会への信頼感も非常に低くなっています。中国社会科学院農村発展研究所社会問題研究センターの于建榕主任は、「現在の中国社会にもっとも欠けているのは“信仰”だ」と指摘しました。「過去30年にわたって追い求めてきた経済発展や物質的充足によって、人生の指標も信仰も失われてしまったことが、現在多発している事件や混乱の原因だ」とし、下級階層を中心に精神的な絶望が生まれ、最終的に社会への復讐というかたちで表れているのだといいました。そして、今の中国人は、信仰喪失の世代だと言われています。
しかし、現代中国人は本当に信仰が欠けている(失っている)のですか。この問題に対して、信仰喪失と言われるの根源を見つけることが必要です。
まず、「人は信仰心が欠けているから平気に悪いことをした」という考え方を反論したいです。信仰的に「悪いことしちゃだめ」ではなく、法律的に「悪いことをすると犯罪者になる」のは一般的な考え方でしょう。「信仰が欠けている」というより、「教育、教養が欠けている」の方が考えるべきでしょう。
そして、「信仰喪失」と言われている現代中国人が実はある形で信仰心を持っていると私は考えています。例を挙げて見ましょう。「お地蔵さん」は日本人にとって、日常生活の中で最も身近な神仏の一つです。農村部だけではなく都会においても、道傍には数多くの地蔵尊の石像が祀られています。地蔵様は街頭に進出して道傍に立ち、およそ地蔵さんほど庶民的な大衆的な親近感の持てる仏尊は、おそらくほかにはないと思います。また道祖神信仰と結びつき、「町の結界の守護神」として建てられることも多いです。日本では「地蔵菩薩」を寺から出され、道端に石像を建たれ色々な性格を与えてとうとう「お地蔵さん」になりました。日本人はコトをモノ化、無形のことを有形にして、簡単に言うと「物好き」という特徴があると言えます。今日、中国や朝鮮では、弥勒や観音の信仰は深く滲透し現在でも生命力を保ちつづけているにもかかわらず、どうしたことか地蔵の信仰はまったくといっていいくらい影をかくしています。それに反し、日本の盛況と繁栄は驚くほど対照的です。なら、中国では地蔵信仰もう失われていたのですか。中国においては地蔵菩薩が閻魔または十王の一尊としての閻魔王と同一の存在であるという信仰が広まっています。このため中国においては地蔵王菩薩と呼ばれ、主に死後に地獄からの救済を願って冥界の教主として信仰されています。それにしても、地蔵菩薩は性格を失い、十王の中に入り込み、中国国民の日常生活から離れた場所で祀られ、全国範囲に影響を与えることはできなかったのです。中国人の信仰上では「特徴をなくしてから吸収、表面から内面」という特徴が見えられます。ということで、現代中国は信仰を失ったのではなく、見える形から見えない内面に入り受け継いで伝えていくという可能性はあるでしょう。
また、比較対象として、戦後の日本人の宗教に関する態度を見てみると、つぎの二つの時期で大きく異なるといわれました。一つは、1970年頃までで、この時期は、人々が宗教から遠ざかり、宗教社会学の領域においては、「世俗化」の時期といわれました。それに対して、それ以降は、再び宗教に親しみを感じ始める人々が増え、マスコミを通じて「宗教回帰」といわれた時期です。
現代中国は1970年頃の日本と非常に似ている状況に入りました。徹底的に否定されたものをもう一度見直し始めた状況に入りました。しかし、中国は日本と同じ「宗教回帰」という道を歩むのか、それとも違う道を選ぶのか、これからはこの問題を解明したいです。
現在がやってみたい研究は大体こんな感じです。将来は博士課程を終わって、民俗学研究者になりたいです。日本と中国の文化の比較研究により、両国の交流を促進することが出来れば幸いです。
ご清聴ありがとうございました。謝謝。


点鐘(閉会)       中島 敬髙会長


次回の卓話
5月27日 「九州を元気に!」
       山下 信二会員
       (九州旅客鉄道㈱熊本支社取締役熊本支社長)
6月3日 第4回クラブ協議会(現・次期)
6月10日 「人との繋がり」
       スチッタ・グナセカラ氏(米山学友)
6月17日 「クラブ管理運営委員長・広報委員長・会員増強委員長・奉仕プロジェクト委員長・新世代奉仕委員長退任挨拶」
6月24日 「S.A.A.・幹事・副会長・会長退任挨拶」


リレースピーチ予定者一覧
5月27日 東川 浩三会員
6月3日 樋口 雄三会員
6月17日 山内  卓会員
6月24日 與縄 義昭会員


R.I.第2720地区 2016~2017年度
会員増強部門管理運営部門 合同セミナー

平成28年5月22日(日) 於「ホルトホール大分」

週報No.43 5月20日号


クラブ行事

5月23日(月)「次年度理事・役員会」
       18:30~
       場所未定
6月4日(土)「熊本R.C.第4回中島会長杯ゴルフコンペ」
       集合9:00 スタート9:30
       くまもと中央カントリークラブ
       アフター懇親会 19:00~
       雲母(きらら)
6月24日(金)「祝賀懇親会」
       18:30~
       料亭「田吾作」
市域・地区行事
5月22日(日)「2016~2017年度会員増強/管理運営合同セミナー」
       9:30~12:30
       ホルトホール大分

熊本火の国ローターアクトクラブ(予定)
5月例会
5月24日(火)中央公民館 20:00~
地区行事

鎮西高校インターアクトクラブ



《今週の会報担当  岡  成也委員》



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Posted by 熊本ロータリークラブ事務局 at 18:28│Comments(0)週報
 
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