2015年11月19日

週報No.19 11月6日号

点鐘(開会)       中島 敬髙会長
      司会進行 池上 道夫副幹事
国歌斉唱
今日の歌唱
  「奉仕の理想」
       髙森 郁子ソングリーダー
来訪者紹介

卓  話  者 アサヒビール株式会社
         九州統括本部担当部長
                山口  宏氏
市  域R.C. 1名

■会長の時間
中島 敬髙会長

「剣道日本一」
11月3日(火)は「文化の日」で祝日でしたが、この日に剣道日本一を決める第63回全日本選手権が日本武道館で争われ、西村英久5段(熊本県警)が初優勝しました。決勝は同じ全日本メンバーの勝見洋介5段(神奈川県警)でしたが、中盤続けざまに2本の面を決め、頂点に立ちました。
西村5段は中津市の出身で、九州学院高に進み筑波大を経て熊本県警に入りました。
これで、2006年以降の全日本選手権で、県関係者の優勝は10回の内8回となりました。
特に、2006年の内村良一5段以降2011年までは熊本県出身者で6連覇を記録しています。
また、今年九州学院高剣道部は、全国高校選抜大会、魁星旗争奪全国高校大会、玉龍旗全国高校大会、インターハイと、全国大会団体戦で連勝を続けました。
まさに剣道王国熊本の面目躍如で、今後更に発展する事を期待したいと思います。

■リレースピーチ
緒方 正朋会員


週報No.19 11月6日号

入会間もない私に、スピーチの場を与えて頂いて有難うございます。例会初日に、スマイルと一緒に用紙を突っ込んだ緒方でございます。その節は、大変ご迷惑をお掛けいたしました。
最初3ヶ月にあたる、7月~9月が丁度、ゴルフ競技がオフシーズンで例会に皆勤できた事は、取りあえず、ほっとしております。
行儀の悪いことをしないようにと思いながらも、結構のびのび例会を楽しんでおります。なにとぞ今後ともよろしくお願い致します。
(1)ロータリーは呪文?
仕事は、中央ゴルフ株式会社の社長として開場53年の熊本中央と、同43年の大分中央の両ゴルフ場の運営責任者をしております。30年ほど前、ゴルフ場に勤務し始めた昭和の終わりに、当時のF社長が他クラブですが在籍しておりまして、“ロータリー”という名称を発すると、私には、何かの呪文の様に聞こえていたことが思い出されます。今、職員に同じ感覚を持たれているのか、気になるところであります。
(2)熊本中央カントリークラブの生い立ち
本来であれば、仕事の旬やエッセンスを、お話しすべき時間なのでしょうが、初めての機会ですから公私のご報告を中心とさせて頂きます。
熊本中央カントリークラブは、当時の湯ノ谷ゴルフ場が開場した7年後の、昭和34年開場の「三木PLカントリークラブ熊本コース」を引き継ぐ形で、同38年に現在の合志市、すずかけ、泉ヶ丘団地に誕生しました。その8年後の昭和46年に、現在地に熊本中央を移転開場させ、ほぼ同時期に、大分市にゴルフ場を造成しました。
ゴルフ場が移転しているから、開場50周年の行事はいつするの?とよく聞かれておりました。ゴルフ場が、カントリークラブとして、会員さんを中心とする人の集合体でありますので、一昨年(平成25年)に開場50周年の行事を行いました。個人的には、諸々の事情が許せば、おめでたい事ですから2021年に再度、移転50年の記念イベントが出来ればと思っています。
(3)入会直前のロータリーの思い出
入会時に自称“大熊県人”でしたと、ご挨拶させて頂いたように、大分と熊本の行き来が多かった事と、ゴルフ場自体が多少クラブ的要素があったからでしょうか。不思議なぐらいに、各種団体へのお誘いがありませんでした。そんな中、私事ですが、昨年の丁度今の時期に、東京で会社勤めをしている長男が、長崎のお嬢さんと結婚を致しました。お嬢さんのご尊父が長崎クラブに入会されておられ1テーブル、長崎ロータリーの皆様と披露宴の席でご挨拶をさせて頂きました。そのご縁の方とも熊本ロータリーでお2人もご一緒させて頂いておる事も大変嬉しく思います。
(4)熊本県ゴルフ協会について
最近はすっかりゴルフ協会の業務が本業のようになっております。県ゴルフ協会は同業者団体ではなく、サッカー協会などと同じ競技団体でございます。ゴルフの振興がなくては、個々の経営も立ちいきませんので、本気で取り組んでおります。
またその逆もあると思い、少しずつインバウンドゴルファーの取込など、空港の国際化の進展のお役にたてれば、良い循環が出来るのではとの仕掛け作りも業界として挑戦しております。
今年も、わかやま国体に熊本県ゴルフ選手を引率して参加致しております。また協会では、3年前からフェイスブックなどでも地元のジュニアゴルファー情報などを手作りで広報しております。
ジュニアゴルファー王国のスタートは、TKU本松会員を中心とされた支援のもとで始まった、古閑美保プロなどを代表とする坂田塾1期生からである事は有名です。あらためて関係者の皆様の今日までのゴルフ界に対するご支援に御礼を申しあげスピーチとさせて頂きます。
(5)結びとして
会合の度に、頭のいい人達は、お話を聞かれるのも上手だなと感心しております。緒方さん何が飛ぶ?とは聞かれないで、何度か「あなたはクラブ何を使っていますか?」と聞かれました。
ここのあたりの話は県ゴルフ協会長という立場で文字にしにくいので、おいおいお隣に座らせて頂いたおりに、お話をさせて頂こうと思います。
どうも有難うございました。

ネームプレート交換       中島 敬髙会長

週報No.19 11月6日号

山下 信二(九州旅客鉄道(株)熊本支社)


11月誕生祝       勝野 美則親睦活動委員

週報No.19 11月6日号

柳邉 俊雄会員  目黒 純一会員
上山 圭司〃  山下 信二〃
入江 展至〃  松田 敬吾〃
野中 暉夫〃

■出席報告
出席委員会



■幹事報告
池上 道夫副幹事

・平成27年11月のガバナー月信が地区ホームページに掲載されました。
・本日は例会終了後、定例理事会がございますので理事役員の方はよろしくお願い致します。
◎来信案内
株式会社入江タクシー:事務所移転のお知らせ
〒860-0004 熊本市中央区新町2丁目11-29
◎例会変更
・熊本りんどうR.C. 11月19日(木)の例会は、職場訪問の為、11月19日(木)13:00~菊陽 (株)愛歯にて
※サイン受付は12:00~12:30阿蘇熊本空港ホテルエミナースにて。

■スマイルボックス
大浦 康彦スマイル委員

上田 祐規会員  このたび、「県近代文化功労者」ということで、顕彰されることになりました。身に余ることと恐縮しているところです。これからも老躯に鞭打って精進したいと思っています。
長野 和男会員  山鹿市で企画された2015年「郷土の偉人シリーズ第23回」にはからずも私の曾曾祖父 長野濬平が山鹿市鹿本町(旧 山鹿郡稲田郷庄村)の出身であることから、近代蚕糸業の開祖として養蚕の研究普及と製糸の機械化により殖産興業と生糸輸出貿易の振興を目指した生涯が、さる11月1日テレビ熊本で放映されました。長野濬平役の渡辺いっけいさんの味のある立ち振る舞い、演技に、人間性がよく出ていました。制作頂きました株式会社テレビ熊本 本松社長様並びにスタッフの皆様に厚くお礼申し上げます。
池上 道夫会員  11月3日に娘が9歳(ここのつ)の誕生日を迎えました。熊本では子供の年齢から「つ」がとれたら病気をしなくなるという言い伝えがあります。バレエを始めて4年近くになりますが、村本会員の長女瑛理子ちゃんみたいに上手になりたいと言ってます。私は中1の頃、身長147㎝体重35㎏でした。すくすくと育った娘は小学3年生で135㎝35㎏です。村本会員、娘はこのままで大丈夫でしょうか?
目黒 純一会員  上田先生、このたびは「熊本県文化功労」誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。
熊本東R.C. 遠山 慈水会員  久しぶりの貴クラブへメーキャップに参りましたので。ロータリーソングの奉仕の理想の伴奏が、クラブによって音源が違うようですね。うたいやすかったです。
山添 勝吉会員  本日、弊社の山口さんが卓話させていただきます。よろしくお願いします。
秋岡 廣宣会員  山口部長、今日は福岡よりご足労をいただき、有難うございました。大好きなウイスキーのお話しを楽しみにしています。益々のご活躍を祈念してスマイルします。
中島 敬髙、泉  冬星、池上 道夫各会員  アサヒビール株式会社九州統括本部営業企画部担当部長の山口 宏様のご来訪を歓迎してスマイルします。

■本日の卓話
卓話者紹介       秋岡 宣例会プログラム委員長


「日本のウイスキー90年史」
       アサヒビール株式会社        
       九州統括本部担当部長 山口  宏氏


週報No.19 11月6日号

本格的なウイスキーが日本で製造、販売されるようになって約90年を迎えるにあたり、その概要を振り返りながらご案内します。
初期のウイスキー市場は、明治維新直後の模造洋酒の製造から始まります。当初は輸入したアルコールに香料や着色料を加えていました。そのような製法であったことから、洋酒製造は薬種問屋などが担っていました。その後、日本酒の保護育成を重視した政府方針によって、輸入アルコールの関税が引き上げられ、洋酒製造は薬種商から大手アルコール製造業者へ集中していきます。
当時、薬種問屋の奉公から独立して事業を興したのが、今のサントリーの前身の壽屋創業者:鳥居信次郎でした。彼は「赤玉ポートワイン」の成功で事業を拡大していきます。一方、大手のアルコール製造者として存在感を持っていたのが大阪にあった摂津酒造でした。ここに入社した広島県の造り酒屋の跡取りが竹鶴政孝です。摂津酒造の阿部社長は、そんな竹鶴に本場スコットランドでのウイスキー製造研修を提案します。2年間のスコットランド研修中、竹鶴は多くの苦難に遭いながらも貴重な経験を積んでいきます。また、スコットランド女性のリタとも巡り合い、生涯の伴侶を伴って帰国します。
意気揚々帰国した竹鶴を待ち受けていたのは、第1次大戦後に日本を巻き込んだ不況でした。盛業だった摂津酒造も不景気の影響で、独自のウイスキー製造を断念、竹鶴は退社を余儀なくされます。その竹鶴に、本格ウイスキーづくりの手を差し伸べたのが壽屋の創業者:鳥居信治郎でした。ポートワインで財を成した鳥居は、不況の中でも強気な姿勢で本格ウイスキーづくりを推進。有能なスコットランド技術者に支払うつもりでいた破格な年俸で竹鶴を招致しました。鳥居と竹鶴は早速、大阪の山崎に日本初のウイスキー蒸留所の建設を開始。1924年にはウイスキー製造を開始して、1929年には第1号の本格ウイスキー「白札」を発売しました。
10年間という契約で壽屋に入った竹鶴は、鳥居の長男の教育係も担いました。長男を連れて二度の欧州視察を行い、ウイスキーだけでなくワインやブランデーなどの様々なお酒の現状を見せたのでした。
契約が満了した竹鶴は、自身での本格ウイスキーづくりの夢を叶えるべく、1934年北海道の余市で蒸留所を建設します。ウイスキーは製造開始から発売まで5年以上の熟成期間が必要です。その熟成を待つ間、竹鶴は余市のりんごを原料としたリンゴジュースや関連商品を製造していきます。そして、蒸留所建設から6年後の1940年、初の自社商品「ニッカウヰスキー」を発売します。商品名の由来は、りんごジュースを製造販売する会社として立ち上げた「大日本果汁株式会社」の「日」と「果」をとって「ニッカ」と名付けました。
しかし、時代は第2次世界大戦の直前。戦時体制の日本ではウイスキーづくりは「統制商品」に認定され、製造原料の支給から商品の買い上げまで全てが国の統制下におかれました。ニッカウヰスキーは当時の日本海軍の指定工場となり、その商品は殆どが海軍に買い上げられました。
戦後のウイスキー市場は、その混乱と急激な復興の中で「品質よりも量」が求められ、結果本格的なウイスキーよりも「模造酒」の時代に逆戻りしてしまいます。サンフランシスコ講和条約締結後には、本格的な経済復興と生活の欧風化に伴い成長を続けていきます。「トリスバー」、「ニッカバー」等が隆盛を極め、ウイスキーの飲酒人口も急増します。東京オリンピック後には、各社新しい蒸留所、原酒工場の建設も進んでいきます。
そして、1980年代にピークを迎えた国産ウイスキーですが、その後は第1次、第2次の焼酎ブームの影響を受けます。その製造量は2000年代には往時の1/4まで落ち込みます。
その間日本のウイスキーメーカー各社は海外の市場に注目、商品コンペティションにも積極的に参加していきます。日本のウイスキーは世界の批評家、ウイスキー愛好家から高い評価を受けるだけでなく、数々の賞を受賞します。
2014年連続テレビ小説の放送を契機に、ウイスキー市場は急激に拡大して、その市場規模は一気に1990年代前半まで回復しようとしています。


点鐘(閉会)       中島 敬髙会長

次回の卓話
11月13日 「ロータリーと奉仕」
       熊本第三グループガバナー補佐
       倉田 榮喜氏(熊本北R.C.)
11月20日 「熊本ロータリークラブ-(財団奨学生)-ハイデルベルク」
       熊本市国際交流振興事業団  
       専務理事 重浦 睦治氏
11月27日 「姉妹提携先である米国モンタナ州」
       モンタナ州政府駐日代表事務所  
       駐日代表 坂口 マコ氏


リレースピーチ予定者一覧
11月20日 立石 和裕会員
11月27日 木下  修会員
12月4日 福元 秀典会員
12月18日 栗原 幸宏会員
12月25日 山下 信二会員
1月22日 片岡 朋章会員
1月29日 松木 良介会員
2月5日 竹内淳一郎会員
2月19日 中村 展教会員


クラブ行事
11月7日(土)「熊本R.C.第2回中島会長杯ゴルフコンペ」
       集合10:00 スタート10:30
       肥後サンバレーカントリークラブ
11月8日(日)「第36回熊本市中学生弁論大会」
       9:00~13:00
       熊本学園大学第14号館高橋記念ホール
11月26日(木)「熊本R.C.第2回中島会長杯ゴルフコンペアフター懇親会」
       18:30~
       上海厨房「龍々宝(ロンロンパオ)」

市域・地区行事
12月12日(土)「熊本第三グループI.M.(インターシティミーティング)」
       10:00~16:00
       菊南温泉ユウベルホテル
平成28年1月23日(土)~24日(日)
       「第2回DL(ディスカッション・リーダー)育成セミナー 合同研修」
       場所未定
熊本火の国ローターアクトクラブ(予定)
11月例会
11月8日(日)「中学生弁論大会」
11月17日(火)「ペアクラブ例会」
地区行事
11月21日(土)16:00~22日(日)12:00
       「地区ローターアクト第31回年次大会」
       別府国際コンベンションセンタービーコンプラザ

鎮西高校インターアクトクラブ


《今週の会報担当  笹原 健嗣委員》



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Posted by 熊本ロータリークラブ事務局 at 18:15│Comments(0)週報
 
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