2013年03月30日

週報No37 3月22日号

■会長の時間
目黒 純一会長
司会進行 千葉 康博副幹事

歌  唱 君が代、日も風も星も
髙森 郁子ソングリーダー
来訪者紹介
卓  話  者 熊本大学医学部附属病院
副病院長/代謝・内分泌内科長/教授
荒木 栄一氏
米山奨学生 ムヒナ・ヴァルヴァラさん

週報No37 3月22日号

会長の時間      目黒 純一会長
3月16・17日人吉市でPETS(Presidents-Elect Training Seminar)が開催され、井上エレクトと一緒に参加しました。詳しくは井上エレクトから話があると思います。
東京大学の正門として赤門があり、熊本大学に旧第五高等学校からの正門があります。熊本市立白川中学校に開校以来の立派な校門があります。伝統の九州学院は立派な旧正門が東側にありました。その正門の前を味噌天神から延びる九学通りがあり、鎮西高校にも立派な正門と鎮西通りがあります。熊本工業高校にも堂々たるものがあり、熊本商業高校は新しい校門を同窓会が考えているようです。熊本工業専門学校にはエキゾチックさを感じさせる正門が設置されています。このたび済々黌高等学校の正門が新しくなりました。新本館の落成に合わせてのことだそうです。私も熊本学園大学の正門の門柱を20年前に新しくしました。最近つくった付属中学校には門柱らしきものがないんです。母校熊本高等学校の門柱は昔のままです。確か昔、坪井川にかかる桜橋の橋桁を持ってきて門柱にしたと聞きました。だから、その門柱には、坪井川を上ってきた船の止め綱の跡が残っています。高校2年の体育祭の時、夜遅くまで門に飾りをつけていた折に、門柱の下からおふくろの声がしました。「まだ帰らんとね」と。一緒にいた生徒会の役員が皆大笑いをしました。私にとって高校時代の一つの思い出です。
今日はここで済々黌高校の野球の話になります。選抜出場実に55年ぶり。決勝戦は1958年(昭和33年)3月28日でした。末次、盛谷、中山ら中学校からの友達ばかり、それだけに声援のすごかったことをおぼえています。熊本工業高校と2校選抜されたのでした。熊本県大会は熊本工業に済々黌高校は敗れます。しかし、熊本県代表は2校になったのです。甲子園では準決勝5-2で熊本工業に済々黌が勝つことになります。詳しく申しますと、1回戦で清水東に3-0で、新潟商業を4-0で、そして王貞治のいた早稲田実業を7-5で破り準決勝を通過したわけです。そして決勝戦中京商業と対戦、7-1で優勝旗を手にすることになるのです。熊本に帰ると熊本駅から白川公園までパレードでした。沿道に20万人が詰めかけました。「当時の仲間が2人亡くなっています。55年とはそういう月日だ」と末次義久主将が熊日紙上で語っています。
我々熊本高校では「おめでとう」との祝福の気持ちと「悔しさ」と両方あったようです。熊本高校にもその数年前小栗(弟)という好投手がいて、2回甲子園に出場(昭和28年夏、30年夏)していただけに悔しさもあった。私は2年から3年に上がる時で、昭和34年4月11日と覚えていますが、始業式の日、中村昌信校長が出張で小野崎教頭が式台に上がり、いきなり「二度とこういうことはない」と悔しさのあまり言ったのをよく覚えています。
その二度とないと言ったことが起こるかもしれないこの春の甲子園です。大竹耕太郎投手中心の済々黌高校の健闘祈るのみです。

入会2ヶ月以内会員紹介      千葉 康博副幹事
副島 秀久会員(済生会熊本病院)

■出席報告 出席委員会


■幹事報告      千葉 康博副幹事
・R.I.第2720地区地区協議会部門別協議会のリーダー委嘱状伝達
2013~14年度地区協議会米山記念奨学部会
 リーダー 山田 哲大会員

週報No37 3月22日号

2013~14年度地区協議会職業奉仕部会
 リーダー 門垣 逸夫会員

週報No37 3月22日号

・岡村泰岳ガバナーより、地区大会の御礼状(郵送)、2015~16年度ガバナーノミニー候補者推薦について(小山康直ガバナー・ノミニーの次の方)、公益財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センター広報啓発誌「ニュースレター第88号」
・熊本中央ロータリークラブ創立25周年記念例会・懇親会のご案内
日 時 5月10日(金)
    17:00~ 登録受付
    17:30~18:30 記念例会
    18:45~ 懇親会
場 所 熊本全日空ホテルニュースカイ
登録料 8,000円
◎例会変更
・熊本平成R.C. 4月10日(水)の例会は、熊本西南・熊本西・熊本平成・熊本中央4R.C.合同例会の為、4月12日(金)例会 18:30~、懇親会 19:00、熊本全日空ホテルニュースカイ2F ストリングスにて
4月24日(水)の例会は、夜の例会に変更の為、4月24日(水)18:30~熊本全日空ホテルニュースカイにて
・熊本りんどうR.C. 3月28日(木)の例会は、夜例会の為、3月28日(木)19:00~鹽にて
4月4日(木)の例会は、木山弾正祭の為、4月7日(日)に変更
※サイン受付は12時~12時30分まで阿蘇熊本空港ホテルエミナースにて行います。


■委員会報告
社会奉仕委員会      吉山 典秀委員長

熊本江南・熊本・熊本中央ロータリークラブ合同記念植樹の集いの報告

■スマイルボックス      瀬屑  誠委員
舩山 直人会員  先日の合同植樹に、当社の若手独身男性5名とともに参加させていただきました。好天に恵まれ、良い汗をかきました。昼食会では、各会員の皆さんからうちの若手にお声をかけていただき、ありがとうございました。来年も、どんな悪天候でも必ず参加させていただきます! PS.その後、大劇でボウリングを楽しみました。
中村 展教会員  本日の卓話をお願い致しました「熊本大学医学部附属病院」副病院長 荒木栄一様のご来訪を歓迎してスマイル致します。また演題に合わせ、本日の食事を「ブルーサークルメニュー」に対応して頂いた西村会員に感謝申し上げます。
小野 友道、服部 正裕、福田  稠各会員  荒木栄一教授の卓話、楽しみです。ブルーサークルメニューの提唱者です。よろしく!!
門垣 逸夫会員  糖尿病予備軍の小生にとって荒木先生の卓話は何よりの治療薬だと信じています。信じる者は救われるのでしょうか。大いに期待してスマイルします。
副島 秀久会員  荒木先生、卓話ありがとうございました。糖尿病学会の盛会を祈ってSmile。
松木 良介、山田 哲大各会員  米山奨学生ムヒナ・ヴァルヴァラさんの例会出席は今日が最後となりました。目黒会長、木下カウンセラー始め皆様には一年間大変お世話になりました。娘として、妹として、そして孫として優しく接していただき感謝いたします。彼女は博士号を取得し、就職も岡本学長にお世話になり学園大にきまりました。この一年で日本の習慣・文化・奉仕に理解を深め充実した一年であったろうと思います。奨学期間は終わりましたが、これからも学友・家族として今まで以上にご指導とご鞭撻をいただき、末永いお付き合いをお願いします。
大谷  均会員  先週、クラブの例会に急いでいる時にあったことをお話しします。植木方面からホテルキャッスルに向かう途中、スマイル当番だったので、点鐘に間に合わないことを考えて運転中、つい携帯を手にしてしまいました。他の方に代わってもらうことを伝えるためだったのですが、これがまずかった。普段はハンズフリーの機能で電話を受けるのですが、面倒くさがって発信のためのアドレスを車に登録していませんでした。ちょうど手に取った瞬間、交番の前にいた若い警察官と目があいました。すぐさま手招きする彼の指図で交番の駐車場に車を止めました。交番の中でベテランの巡査に書類の記入を促され、10分ほど説明を受けました。35年続けた無事故・無違反もこれでストップ。罰金の振込み依頼書と交通反則告知書を受け取り、再び車に乗り込むと例会場に急ぎました。もちろん安全運転で。だって、このまま例会を欠席するとなんかくやしいじゃないですか。結局、ぎりぎりに会場に到着。スマイル当番は長下会員に代わってもらったので、事なきを得てはいました。こんなことなら電話しようとしなければよかった、と思っても後の祭り。自戒をこめて罰金で収めた金額と同じ金額をスマイルします。みなさんもくれぐれも安全運転を心がけてください。
村上 憲誠、山内  武、長野 和男、大谷  均、上田 隆利、村山 成之、山田 哲大各会員  WBCで、侍ジャパンがおしくも決勝進出ならず、と悔しがっている熊本県民の皆様、お待たせいたしました。来週、3月26日にいよいよ我らが母校済々黌高校野球部が、強豪常総学院と対戦します。必ずや一回戦を突破することを祈念してスマイルします。皆様もぜひ応援下さい。(長野会員は母校ではありません。ありがとうございます。)


■本日の卓話
卓話者紹介      中村 展教例会プログラム委員長

荒木 栄一様
熊本大学大学院生命科学研究部代謝内科学分野教授
熊本市立藤園中学校、熊本県立熊本高校を卒業
1983年 熊本大学医学部 卒業
1990年 米国ハーバード大学医学部ジョスリン糖尿病センター研究員
2000年 熊本大学医学部代謝内科学講座教授
2010年 熊本大学大学院生命科学研究部代謝内科学 教授(名称変更による)
副病院長、副研究部長を併任
授賞・その他
1989年 日本分子生物学会・加藤記念研究奨励賞
1990年 日本内科学会・内科学会奨励賞
1996年 日本糖尿病学会・シオノギ・リリー賞
1997年 熊本医学会奨励賞
2004年 日本人工臓器学会論文賞(共同受賞)
2010年 国立大学法人熊本大学教育活動表彰
2011年 国立大学法人熊本大学特別表彰 研究活動表彰

「第56回日本糖尿病学会の熊本開催に向けて」
熊本大学大学院生命科学研究部代謝内科学分野教授
第56回日本糖尿病学会年次学術集会会長
荒木 栄一氏


週報No37 3月22日号

【はじめに―熊本県における糖尿病や生活習慣病の現状】
糖尿病をはじめとする生活習慣病患者数は増加の一途である。熊本県における平成18年度県民健康栄養調査では糖尿病推定患者数は14.1万人(20歳以上県民の9.6%)、予備群を含めると37.9万人(同25.8%)で、全国の傾向と同様、著しい増加を認めている。本県で注目すべきは、予備群が全国平均の11.9%よりはるかに高い16.2%も存在していることである。近い将来、糖尿病患者がさらに増加することが危惧される。また、本県ではメタボリックシンドローム、高血圧、脂質異常症のリスク保有率が全国平均に比べ高いことが知られ、これらの原因として、肥満者が多いこと、身体活動量が少ないこと、食塩摂取が多いこと等が挙げられる(図1)。
これらの問題点は、県民に十分に周知されていないのが現状である。県下全域で問題点を周知し、食生活是正をはかるとともに運動習慣を定着させることが、生活習慣病を減少させる有力な方法であると考えられる。そこで熊本大学代謝内科学分野では、県や県栄養士会と協力して、摂取エネルギーおよび食塩の気にならない外食メニュー「ブルーサークルメニュー」の開発・普及に取り組んでいる。本事業は、産官学連携による県民の健康増進をめざした地域食環境整備と地域活性化の新たなモデルとして展開中である。

週報No37 3月22日号
図1 熊本県における検診のデータ

【「ブルーサークルメニュー」の開発】
社会生活が大きく変化し、外食する機会が増え、美食を扱ったグルメ番組や情報誌が社会に氾濫している。「おいしいものを満足するまで食べたい」という欲求は、私たち皆がもっている感情である。一方、糖尿病や高血圧症等の患者では、外食機会の増加が病状や検査成績の悪化を招くことをよく体験する。確かに一般的な外食で、エネルギー量や食塩等に十分配慮したものは少ない。
では、本当に「外食では摂取エネルギーや摂取塩分をコントロール」できないのだろうか? また、「健康食は味が薄くておいしくない」というのは本当だろうか? 糖尿病や高血圧をもつ患者は外食を回避すべきなのだろうか?
2012年8月、熊本大学代謝内科学分野は、熊本県健康づくり推進課および県栄養士会と連携し、「摂取エネルギー・塩分の気にならない外食メニュー」の開発と提供を県内の飲食店オーナー・シェフに依頼した。糖尿病対策のシンボルマークである「ブルーサークル」にちなみ、「ブルーサークルメニュー」(図2)と銘打った健康的な外食メニュー募集に対し、飲食店やホテル等から多数の応募を得た。

週報No37 3月22日号
図2 「ブルーサークルメニュー」ロゴ

「ブルーサークルメニュー」の定義は、県内の飲食店・弁当店・総菜店等が考案したオリジナル外食メニューで、総エネルギー量が600kcal未満、食塩が3g未満のランチメニュー、もしくはコースメニューである。厳格な栄養評価のため、県栄養士会医療事業部所属の管理栄養士が応募作品の栄養計算を担当した。作品の多くは、エネルギーや食塩が超過していたため、規定内に収まるよう、同時に栄養バランスを適正化するよう、創意工夫していただいた。シェフは、「味は落とせないし満足度も落とせない」という高いレベルで仕事をしている。栄養士とシェフは時にはぶつかり、時には譲歩し、お互いがもっている知識、技術、アイデアをフル活用して、「ブルーサークルメニュー」の秀作を同年11月に完成させた(図3)。

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図3 「ブルーサークルメニュー」の一例(ホテルキャッスル)

【「ブルーサークルメニュー」周知と普及】
本メニューをもつ店は、県から「健康づくり応援店」に指定される。この「ブルーサークルメニュー」を県民に広く周知するため、熊本県糖尿病医療スタッフ養成支援事業(当科運営)のホームページ(以下、HP)(http://kumamoto-dmstaff.org/bcm/)や県栄養士会HP(http://www.kuma-eiyoushikai.com/index.php/ja/^nbluecircle.html)をはじめ、テレビ、ラジオ、新聞・タウン誌等で広報し、「こども新聞」にも記事を掲載した。また、くまモンがブルーサークルを抱える「糖尿病啓発市電」を走らせ、糖尿病の早期発見と早期治療を達成すべく健診受診の重要性を訴えている(図4)。

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図4 熊本大学代謝内科が提供する糖尿病啓発電車

この「ブルーサークルメニュー」で、血糖上昇や体重増加を心配しながら外食していた人々が、心から外食を楽しめ、生活の質が改善することを期待する。
【熊本市における第56回日本糖尿病学会年次学術集会の開催】
2013年5月16~18日の3日間、熊本市の熊本城を中心としたエリアにおいて第56回日本糖尿病学会年次学術集会(会長:荒木栄一)を開催する。学会メインテーマは「糖尿病学の進化と絆」である。近年の糖尿病学・糖尿病医療は、さまざまな学問や科学技術と結びつき、大きく進歩・発展し、まさに「糖尿病学の進化」が起こっている。有効な糖尿病対策には、糖尿病学の発展とともに保健・医療連携、チーム医療、地域医療連携、世界との連携といった「糖尿病学の絆」が必要である。糖尿病診療に携わる方のみならず患者を含めた皆が「絆」によって結びつき、協力して、さらに「糖尿病学を進化」させることをめざしている(図5)。爽やかな5月の熊本での糖尿病学会へご参加いただき、熊本県内のシェフと管理栄養士が知恵と腕をふるった、おいしい「ブルーサークルメニュー」をぜひお試しいただきたい。

週報No37 3月22日号
図5 葉祥明先生書き下ろしの学会ポスター
(第56回日本糖尿病学会年次学術集会:熊本市)

最後に
今回、伝統ある熊本ロータリークラブの卓話の御依頼を頂き、御高配いただきました小野学長、スマイルをいただき、歓迎していただきました会員の皆様に心より御礼を申し上げます。

図1 熊本県における健診のデータ
図2 「ブルーサークルメニュー」ロゴ
図3 「ブルーサークルメニュー」の一例
(熊本ホテルキャッスル)
図4 熊本大学代謝内科が提供する糖尿病啓発市電
図5 葉祥明先生書き下ろしの学会ポスター
(第56回日本糖尿病学会年次学術集会;熊本市)



次回の卓話
3月29日 「東日本大震災~お伝えしたいこと~」
      東京海上日動火災保険株式会社   
      執行役員熊本支店長 吉山 典秀会員
4月5日 「熊本県ロータリー奨学会第48回奨学金交付式」



クラブ行事
3月29日(金)「第2回会員増強委員会」
      18:30~ 蔵
4月5日(金)「熊本城 桜の馬場 城彩苑で夜桜を観る会」
      18:30~ 熊本城 桜の馬場 城彩苑、桜の小路「肥後めしや 月あかり」
4月19日(金)「むつごろう会」
      18:30~ 菊本
4月22日(月)「第7回米山奨学生と共に歩む会」
      18:30~ 熊本ホテルキャッスル11階「トゥールド・シャトー」

市域・地区行事
4月20日(土)「玉名中央R.C.創立30周年記念式典」
      祝賀会 13:30~式典
           17:30~記念祝賀会
      ホテルしらさぎ
4月21日(日)「地区協議会」
      10:00~16:30
      人吉カルチャーパレス・人吉市スポーツパレス
5月10日(金)「熊本中央R.C.創立25年記念例会・懇親会」
      17:30~記念例会
      18:45~懇親会
      熊本全日空ホテルニュースカイ
5月19日(日)「牛深R.C.創立50周年記念式典及び祝宴」
      12:10~15:30 天草市牛深総合センター

熊本火の国ローターアクトクラブ
3月例会 熊本市中央公民館(第2、4(木))
3月28日(木)20:00~

鎮西高校インターアクトクラブ

《今週の会報担当  吉山 典秀会員》



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Posted by 熊本ロータリークラブ事務局 at 00:30│Comments(0)週報
 
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