2012年09月01日

週報No.8 8月24日号

■会長の時間
目黒 純一会長
司会進行 柳邉 俊雄幹事

歌  唱 君が代、我等の生業
髙森 郁子ソングリーダー
卓  話  者 熊本放送テレビ制作部ディレクター・プロデューサー
井上 佳子氏
来     賓 熊本第3グループガバナー補佐
大庭 佳美氏
米山奨学生 ムヒナ・ヴァルヴァラさん
熊本火の国R.A.C.
堤  真哉会員、坂口 瑞穂会員

会長の時間     目黒 純一会長
昨日は処暑でした。「処暑」とは、残暑がしばらくとどまるが、朝夕は秋の気配が深まってくる意味です。テレビの画面にコスモスが出てくるころになって参ります。
今日はガバナー補佐大庭佳美様がご来訪頂いてます。先日のガバナー公式訪問もお世話になりました。この後のクラブ協議会までよろしくお願いいたします。
まずは、済々黌野球部お疲れ様でした。甲子園まで応援に行かれた大谷会員、布田会員に敬意を表します。お疲れ様でした。いずれも、素晴らしい試合でした。ひと試合勝ち抜くことの難しさをつくづく感じさせられました。第2戦は、ノーエラーでした。それと、優勝することの難しさ。改めて1958年(昭和33年)の春の選抜での優勝の素晴らしさを再確認しました。ともあれ、全国から集まった済々黌応援団6,000名、いや市内で聞いたところ18日は6,500名だったとか、その団結は立派なものでした。今後の健闘を祈ります。
8月17日の熊日紙上(熊日2面左下)でよく掲載してもらったと思いますが、「世界青年の船」廃止のことを話します。政府関係者が明らかにしたところによると、政府は、世界各国の青年が船旅を通じて交流する「世界青年の船」事業を12年度限りで打ち切る方針を固めたそうです。6月の「事業仕分け」で青年の船を含む国際交流事業が廃止と判定されたことを受けての処置。海外旅行が現在ほど一般的じゃなかった1967年から内外の交流を図ってきた試みは、半世紀近い歴史に幕を下ろすことになると書かれています。総事業費は4億3,000万円。国際交流事業全体14億円。
若者の国際交流がいかに大切かは、ロータリー精神からもよくわかるところです。とくに、この事業は、重利会員のご長男が熱心にかかわっておられた経緯もあって、残念なことだと思っております。わたくしも、1964年からこの事業に関係してまいりました。岸信介元首相ともども事業計画をねったこともありまして、先日も政府に意見書を提出したばかりでした。このように、政府の事業が廃止になれば、国際ロータリーの国際事業・国際奉仕事業がクローズアップされてきます。具体的には、青少年交換事業・VTT(GSE)など。熊本ロータリークラブとしても若者の国際交流についてもっとよく考えなくてはならないことだと思います。


新入会員紹介

週報No.8 8月24日号

推 薦 者 小堀 富夫会員
氏  名 舩山 直人
生年月日 昭和37年5月16日
勤 務 先 三井住友信託銀行(株)熊本支店
役 職 名 支店長
勤務先住所 熊本市中央区手取本町2-5
TEL 096-355-3211
FAX 096-355-3250
趣  味 ゴルフ、温泉巡り、読書
職業分類 信託銀行
学  歴
昭和56年3月 清風南海高等学校卒
昭和60年3月 神戸大学経済学部卒
職  歴
平成21年5月 住友信託銀行業務監査部(本店)副部長
平成22年5月 住友信託銀行川西支店長
平成24年7月 三井住友信託銀行熊本支店長


入会2ヶ月以内会員紹介    柳邉 俊雄幹事
栗原 幸宏会員(第一生命熊本支社)

熊本火の国R.A.C.より年頭のご挨拶
熊本火の国R.A.C. 堤  真哉会長


週報No.8 8月24日号

■出席報告 出席委員会

■幹事報告    柳邉 俊雄幹事
・松木会員より、日銀前に熊本R.C.が銀杏の植樹を行った記念碑が傾いている旨ご連絡頂き、出田敬太郎会員に修復して頂きました。
会員の皆様もお気づきの点がございましたら、ご連絡をお願い致します。

週報No.8 8月24日号

週報No.8 8月24日号

・本日は例会終了後、ガバナー補佐訪問クラブ協議会がございますので理事・役員・委員長・新入会員の方はよろしくお願い致します。
◎例会変更
・熊本西R.C. 9月4日(火)の例会は、例会並びに親睦会の為、9月4日(火)18:30~「オーデン」にて
・熊本東南R.C. 8月29日(水)の例会は、「ビール列車」親睦例会の為、8月31日(金)18:30頃 熊本駅出発
・熊本水前寺公園R.C. 8月29日(水)の例会は、チャリティーバザー開催の為、8月29日(水)10:00~14:00 熊本市下通り新天街 光多制服店前にて


■スマイルボックス    大谷  均副委員長
熊本第3グループガバナー補佐 大庭 佳美会員  (スマイルいただきました)
野中 暉夫、柳邉 俊雄、目黒 純一各会員  ①大庭佳美ガバナー補佐、ご来訪ありがとうございます。クラブ協議会までよろしくお願いします。②舩山直人さん、入会おめでとうございます。ロータリーライフをお楽しみ下さい。③熊本放送井上佳子部長、ご来訪ありがとうございます。卓話楽しみにしてます。
中村 展教会員  熊本放送 井上佳子様のご来訪を歓迎致します。入社間もないアナウンサー時代の井上さんしか存じ上げませんでしたが、プロフィールを頂きそのご活躍ぶりに驚きました。本日の井上さんの卓話楽しみにしています。
小堀 富夫会員  三井住友信託支店長の舩山直人さんの入会を歓迎いたします。舩山さんはロータリー初経験ですので、よろしくお願いいたします。
副島  隆会員  三井住友信託銀行熊本支店長 舩山さんの入会を歓迎いたします。インフォメーションをいたし奥様も熊本県人となられるそうで、ゴルフもロータリーライフも、ロータリーアーンズ共々楽しんで下さい。
舩山 直人会員  本日、伝統ある熊本ロータリークラブに入会させていただきました。誠にありがとうございます。コテコテの関西人ですが、様々な分野でご活躍されておられる諸先輩方のご指導を賜りながら、精一杯務めさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
小栗 宏夫会員  誕生日のプレゼント有難うございました。御蔭様で本日71歳になりました。
山内  武、服部 正裕、上田 隆利、布田  昭、大谷  均、山田 哲大、村上 憲誠各会員  18年ぶりに甲子園出場の済々黌高校野球部は、健闘むなしく大阪桐蔭高校に敗れました。その大阪桐蔭は春夏連覇です。これがオリンピックだったら済々黌は敗者復活で銅メダルだったかもしれません。ただ、応援は日本一だと自負しております。願わくば、次回の出場は10年以内にして欲しいものです。以上、済々黌ネタのスマイル完結です。


■本日の卓話
卓話者紹介 中村 展教例会プログラム委員長


「ドキュメンタリー取材の現場から」
熊本放送テレビ制作部ディレクター・プロデューサー
井上 佳子氏


週報No.8 8月24日号

私は主にドキュメンタリーの取材をしております。これまで、ハンセン病、水俣、三池炭鉱、戦争などをテーマに番組を制作してきました。最近取り上げたのは水俣病で、特措法の申請期限の迫った状況を取材しました。
ドキュメンタリーは「報道の中立性・客観性」が問われ、皆様に判断材料となる情報を偏りなく提示することが求められるのですが、これはありえないのではないか、と最近は思っています。何故かというと、ジャーナリズムは血の通った人間が、ジャーナリストが現場に赴いて作っているからです。例えばハンセン病を例にとると、1996年にらい予防法が廃止された数年後に、恵楓園から退院し社会復帰された方が数人おられました。私は退院しなかった大多数の方々を取り上げた番組を制作しましたが、他局の方は退院された方について番組を制作しました。取り上げ方も違うのですが、どちらも真実なのです。また、編集においても多くのテープをディレクターが確認し、必要なところだけを抜き出すのですから情報はまばらになります。最近は編集機材も良くなり、一人で編集できますので、その場合もそのディレクターの主観が直に反映されますし、自分でカメラを回すディレクターもおります。ですので、番組は主観に基づいて作られるのです。
私は、番組は個に基づくものと思っております。私が取材してきたものは先ほど申し上げました。どれも国家が関係しているものです。こういった事柄の当事者は国民であり、対となる一方の当事者は国です。私は何故か、国について追いかけている訳です。
取材を重ねてきて、思うことがあります。日本は命を大事にしてこなかった、ということです。水俣病問題では、命より企業活動を優先しておりました。ハンセン病では、優性思想のもと、多くの患者が隔離され、子供たちは堕胎され殺されてきました。一方では、日本は効率を求めてきたと思っております。
以前、私は炭坑節を切り口に日本の近代化を描く番組を制作しようと思いました。炭鉱では、囚人や中国、朝鮮から連れてこられた人たちや炭鉱労働者が劣悪な環境の下、働いておりました。炭鉱の坑内には石炭のかすである炭塵がたくさんあり、爆発の危険性があるのですが、それに対応する保安員がおりました。しかし三池争議で労働者側が敗訴した後はそういった方々も作業者に回されました。その結果、1963年の炭塵爆発事故が発生してしまったのです。また、塵肺という病気も発生しており、いまだに苦しめられている方々もいます。
また、与論島から2,000人が炭鉱作業員として来ていたのですが、彼らは底辺と定められ、大きな賃金格差がありました。何故かというと、明治政府の政策により、与論島を含む奄美群島は被差別地域とされたからです。旧慣保存政策の下、明治維新における学制や地租改正、選挙権付与も行われませんでした。その代わり、太陰暦などの古い慣習をそのまま使ってよい、ということになっていたのです。色々な理由はありましたが、差別的な地域を作る方が統治は上手くいく、という江戸時代の士農工商に通じる考え方でありました。そんな地域の方々が近代化の象徴である炭鉱に来ているのですから、大変な差別があったのです。
福島で第一原発の事故がありましたが、効率を求めた結果の究極の姿と思います。日本の安全神話が崩れ、新たな価値観の創造などと言われていますが、私はこれについては人間的なもの、命を大事にするもの、そんな非効率的なものが再生の鍵になると思います。
先日、東北の被災地を取材しました。まだ復興には遠い状況で、いたるところに瓦礫があり、空き地があり、手付かずの被災地もありました。まだまだ、復興には遠い光景がありました。岩手の鯔が崎には40mの津波がきたのですが、ここの姉吉地区にはある石碑が立っています。これには、これより下には家を建てるな、と書いてあります。三陸には過去3回の津波が来ております。その度に壊滅的なダメージを受けているのですが、その際に立てられたものです。そのため、この地区の方々には被害がなかったそうです。三陸には、こういう石碑が至る所にあったそうですが、市街化の過程で消えていったため、先人からのメッセージが届かなくなってしまいました。こういう、過去からの提言や経験を大事にする、歴史を大事にすることが必要だと感じます。
これまで色々な取材をしてきましたが、特に正義感を持って行ってきたわけではなく、逆境にある方々の迸るような強さ、美しさに惹かれたから、この仕事を続けてこれました。この仕事ができて本当に私は幸せ者と思っており、感謝の気持ちを持ちつつ、皆様に色々なことを伝えていけるよう、日々精進していきたいと思います。


次回の卓話
8月31日 「創立60周年 熊本空港とボーイング787型機」
      全日本空輸(株)熊本支店支店長
      瀬屑  誠会員
9月7日 「天草宝島物語」
      社団法人天草宝島観光協会会長
      横島 龍一氏


桃花会
平成24年8月24日(金) 於「田吾作」

週報No.8 8月24日号

クラブ行事
8月24日(金)「第2回クラブ協議会」(ガバナー補佐訪問)
      13:30~15:30 熊本ホテルキャッスル地階「さざんか」
8月24日(金)「桃花会」
      18:30~ 田吾作
9月7日(金)「新世代奉仕・インターアクト・ローターアクト合同委員会」
      19:00~21:00 KKRホテル熊本

市域・地区行事
9月9日(日)「地区ロータリー財団セミナー」(未来の夢計画勉強会)
      12:30~17:30
      大分県看護科学大学
9月15日(土)「別府R.C.創立60周年記念式典」
      記念式典 14:30~
      祝賀会 17:30~
      杉乃井ホテルパレス2F
9月17日(月)「地区米山記念奨学委員会セミナー」
      13:30~16:10
      くまもと県民交流館パレア9F会議室1

熊本火の国ローターアクトクラブ
9月例会 熊本市中央公民館(第2、4(木))
9月13日(木)20:00~
9月27日(木)20:00~
9月30日(日)「熊本火の国ローターアクトクラブ創立25周年記念例会」
      記念例会 10:00~12:00
      懇親会 12:30~14:30
      細川家私邸
地区行事
10月13日(土)~14日(日)
      「国際ロータリー第2720地区ローターアクト第28回年次大会」
      1日目 亀山亭ホテル
      2日目 羽田多目的交流館

鎮西高校インターアクトクラブ
9月5日(水)「インターアクトクラブ訪問」
      11:40~12:40
      鎮西高校


《今週の会報担当  柏尾 敬秀会員》



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Posted by 熊本ロータリークラブ事務局 at 13:20│Comments(0)週報
 
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