2012年06月08日

週報No.46 6月1日号

■会長の時間
山田 哲大副会長
司会進行 木下  修幹事

歌  唱 君が代、我等の生業
村橋 和子ソングリーダー

会長の時間    山田 哲大副会長
本日は、門垣会長は所用のためご欠席でございます。
先週、奨学生のムヒナさんが例会に初出席いたしました。
先月の19日にカウンセラー、奨学生のオリエンテーション&懇談会を13:30から19:30まで6時間にわたりやらせていただきました。
今回は奨学生同士の懇談の時間を設けて、自分たちでチーム名、リーダーを決めて横のつながりを強化しました。また次期世話クラブ会長、米山委員長にも1時間、松木地区委員から世話クラブの受け入れ態勢についてレクチャーして頂いております。
当クラブからは、目黒次期会長、田尻次期米山委員長、木下カウンセラーにご出席いただき有難うございました。
奨学生も初めて会う人ばかりですし、米山のことも頭でわかっていても不安でかなり緊張しておりましたが、懇談会での皆さんの自己紹介でカウンセラーが奨学生を愛称で呼ぶなど、和気藹々とした雰囲気で無事に終了いたしました。
例年ですと、奨学生とカウンセラーの信頼関係は8月の夏季研修会のときくらいに出来上がるようなので、今期はスタートダッシュ出来たと思っております。
今夜は三浦さんにムヒナさんを囲んでの食事会を11階で開催して頂くことになっておりまして、ご出席の皆様には大変お世話になります。
因みにムヒナさんの愛称はワーヤだそうですので、次回例会出席時には「ワーヤ」と呼んであげてください。

6月誕生祝    中島 敬髙親睦活動委員
井上 勝己会員  6月1日
丸山  明 〃  6月7日
大橋 善治 〃  6月11日
副島  隆 〃  6月12日
田尻 邦雄 〃  6月23日
村山 成之 〃  6月24日
前原 健男 〃  6月25日
木下  康 〃  6月29日

週報No.46 6月1日号

■出席報告
出席委員会


■幹事報告
木下  修幹事

・第11回日韓親善会議開催のご案内
開催日時 8月31日(金)~9月1日(土)
開催場所 グランド・プリンスホテル新高輪「飛天」の間
登録料 22,000円
大会予定 特別講演:田中作次様(予定)
     基調講演:緒方貞子様(予定)
・第11回日韓親善会議宿泊・エクスカーションのご案内
・インターシティミーティング
・6月の定例理事会は来週の例会終了後開催致します。
◎例会変更
・熊本城東R.C. 6月25日(月)の例会は、定款第6条第1節に基づき取り止め
・熊本北R.C. 6月21日(木)の例会は、慶祝家族会の為、6月21日(木)18:30~「新茶家」にて

■委員会報告
社会奉仕委員会    櫻井 貴浩副委員長
いのちの電話への募金について

■トピックス
目黒 純一会員

職場訪問 うたせ舟の報告

■スマイルボックス
江口  徹委員

山田 哲大、木下  修各会員  本日の卓話、福田先生の「日本の医療の現状について」大変楽しみにしております。段々年をとっていく身にとって興味津々です。
堤  弘雄会員  本日、午前中に市役所におきまして熊本市と熊本YMCAの間で「災害時の防災協定」を結びました。災害時に施設の提供、3ヶ所のプールの水の生活用水としての提供、ボランティアのコーディネートで市民のお役に立てればと考えております。ご奉仕できる事に感謝して記念としてスマイル致します。
岡本 悳也会員  おかげさまで、5月26日土曜日、熊本学園70周年記念式典、祝賀会を盛況のうちに終わることができました。今回の式典、祝賀会には熊本ロータリーの会員の皆様方には大変ご協力いただきました。まことにありがとうございました。御礼のスマイルをさせていただきます。
水谷  茂会員  4月の結婚記念日にお花を、5月の誕生日にお米をいただきました。ボケの表れか2つとも忘れていました。心より感謝!謝々!
岩下 忠佳会員  妻の誕生日に清楚で可愛いミニ胡蝶蘭をお届けいただき有難うございました。

■本日の卓話
「日本の医療の現状について」福田  稠会員


週報No.46 6月1日号

皆さんこんにちは。
今日は日本の医療について、現状と課題をお話ししたいと思います。
今、日本医師会には17万人の会員がいます。医師は27万人いますので、10万人は未入会となります。医師会会員の半分は勤務医で、半分は開業医であり、日本医師会は開業医の団体ではありません。特に重篤な病気や生き死にに関わる傷病については大きな病院で対応しますので、そういった病院の勤務医の方も多く参加していただきたく思っております。また、日本医師会ではロビー活動も行っており、政治に働きかけ、国民の健康を守るため、より良い医療を実現するための活動も行っております。
日本の現状について、まずは平均寿命ですが、これは男女ともに高く、世界最高水準です。また、乳児死亡率は世界で最低です。周産期死亡率は自宅出産が多かった頃は7%だったのですが、産婦人科医や現場の努力により、0.2%にまで下がっています。しかし、自宅出産が素晴らしいかのような風潮があったりします。個々の件では7%と0.2%を体感することは難しいですが、統計では明らかな差があります。ここで言いたいのは、マスコミを通じて伝わる情報と、数字に基づいた情報に違いが生じ、実情が伝わりにくくなることがある、ということです。ですから、私たちは国民と情報を共有し、確かな情報を伝える、という活動も行っております。
それからお金の問題になりますが、日本の医療や年金は、実は世界の先進国に比べるとお金がかかってないのです。実は教育費も同じであり、これが日本の風土である、と思っております。以前はこの医療費が公共事業費より非常に大きく問題になったのですが、近年は削減が行われ半分程になっております。また、日本は医療機関での受診頻度が高いのですが、医者にかかりやすいという環境もあります。医療の大原則というものが3つあり、医療のクオリティ、コスト、アクセスが挙げられます。この3つのうち、2つまでしか実現できないと言われています。日本の医療ではアクセスに若干難があり、3時間待って30分の診療などと揶揄されますが、それだからこそ低コストでの診療が実現できているのです。しかし、これからは医療費は上がることは必然だと思っております。医療技術、医療機器が進歩し、よいものを提供していくとその分コストも上がっていきます。当然、患者さんも治療を受ける際には、命がかかっていますから、安くて危ないものより高くて安全なものを選びます。そういうこともあり、医療費は上がっていくと思っています。
日本は欧米諸国と比べると、病床数に対しての医師・看護師数、国民数に対しての医師・看護師数が少ないです。少ないにもかかわらず受診者数は欧米諸国より多くなっています。つまり、日本の医師・看護師は非常に忙しいということです。そのため、現場は非常に疲弊していくという現実があります。また、現在は研修医制度があり、どの科に属するか選べるようになっています。すると、どうしても辛い、厳しい科は敬遠されてしまいます。ただでさえ厳しいのに、さらに新人が入ってこないため、悪循環になってしまうのです。産婦人科や外科、小児科がこの状態になっています。
また、日本には特殊な事情もあります。医療機器が非常に高いのです。これは何故かと言うと、その値段を国が決めている状態だからです。アメリカでは100万ぐらいの機器が、日本では400万します。ですので、海外で機器を買い付けしたのですが、不正な輸入取引をしているとの嫌がらせがあったりしたこともあります。この差額は何かというと、病院のサービスに使われているので、結果的には値段に転化されているとは言えます。
今、一番問題になっているのはTPPの問題です。我々医師会は反対しているのですが、その理由として混合診療の問題があります。混合診療とは、従来の保険診療に自費の診療を加えることです。診察を保険でやって、薬品は自費で買う、ということになると、お金がない人はその薬を使えなくなります。今の日本では、貧富の差に関係なく平等な治療を受けることができるのですが、これが崩れる可能性が高いのです。お金がある人は診療にいけますが、お金がない人は診療にいく機会が減ります。すると、納めた保険料がよく診療に行く人に使われてしまい、不平等になってしまいます。
他にも問題になっているのは医療ツーリズムがあります。日本の高水準な医療を外国に売り込み、日本に海外から人を呼び込んで外貨を稼ごうという動きなのですが、先ほど説明した通り、日本の医療現場は逼迫しております。将来的にこれが解消されれば可能かもしれませんが、現状では無理です。
日本の医療の現状では、いい状況もあればその裏に弊害ともいえる悪い状況もあります。何かを改善すれば、その影響で悪くなってしまうものも出来てしまいます。上手くバランスを取り、そういった諸問題に出来るだけベストに近い方策を見つけ、実践するために私たちは活動している次第です。

次回の卓話
6月8日 「気づくと今年で9回め!「みずあかり」」
プランナー・エディター 吉村 尚子氏
6月15日 「思えば遠くへ来たもんだ」
熊本県立技術短期大学校校長
檜山  隆氏


第3回門垣会長杯ゴルフコンペ
平成24年6月3日(日)
於「阿蘇東急ゴルフクラブ」

週報No.46 6月1日号

優勝  副島 隆会員
準優勝 村上 憲誠会員


「米山奨学生と共に歩む会」
ムヒナ・ヴァルヴァラさんを囲んで

平成24年6月1日(金)
於「ホテルキャッスル11階 トゥールド・シャトー」

週報No.46 6月1日号


《今週の会報担当  成田 淳一会員》



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Posted by 熊本ロータリークラブ事務局 at 18:28│Comments(0)週報
 
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