2012年03月30日

週報No.37 3月23日号

■会長の時間
山田 哲大副会長
司会進行 木下  修幹事

歌  唱 君が代、われら日本のロータリアンの歌
村橋 和子ソングリーダー
来訪者紹介
卓  話  者 阿蘇火山博物館学術顧問
須藤 靖明博士
福岡西R.C. 吉村 秀二会員

週報No.37 3月23日号

会長の時間   山田 哲大副会長
山田です。今日は門垣会長がお休みでございますので山田がさせて頂きます。
先週の17日土曜日に熊本江南、熊本中央の3クラブ合同の植樹が行われました。ローターアクト、インターアクトも参加してくれ、総勢27名での参加でした。
前日から雨が降っていたので、足場も悪いことから多分中止だろうと思っておりましたら、櫻井副委員長から「予定通り」という電話があり、一度解けた緊張感を奮い立たせて出かけました。
俵山のトンネルに入る前は雨が降ってましたが、出たら上がってまして、目録贈呈をしてノルマの7本を植えて帰ってきました。
私は今回が初めてでして、根が張っててなかなか穴が掘れないという事でしたが、今回は2、3回鍬を振るうと掘れたので比較的簡単に植える事が出来ました。
途中から雨が降っていて幾分濡れましたが、予定通りに500本植えてまいりました。
暖かく鶯も鳴いてて心地よい運動でした。
昼食は、堤さんにお世話になって赤水のYMCAでおいしい料理に舌鼓を打ちました。秘蔵のワイン、瑞鷹さんの旭桜等十分にお酒も堪能して、皆さん笑顔でニコニコして帰ってまいりました。堤会員にはマイクロバスも出していただき感謝申し上げます。
来年も植樹においしい料理とお酒を用意しますから、今年以上の参加をお願いいたします。

賞状伝達   山田 哲大副会長
地区大会感謝状・記念品
 地区役員表彰 三浦  勲会員

週報No.37 3月23日号


■出席報告
出席委員会



■幹事報告
木下  修幹事
・本田光曠ガバナーより、地区大会慰労会開催のご案内
日時 4月9日(月)18:30~
場所 紅蘭亭下通店
会費 2,000円
・東日本大震災「ロータリー希望の風奨学金」について
・R.I.第2520地区 岩手県山田町 山田ロータリークラブ「山田の作文」集
・麻薬・覚せい剤乱用防止センターからのニュースレター
◎例会変更
・熊本平成R.C. 3月28日(水)の例会は、観桜例会の為、3月28日(水)18:30~(予定)
4月11日(水)の例会は、ニュースカイ4R.C.合同例会の為、4月12日(木)18:30~熊本全日空ホテルニュースカイにて
・熊本グリーンR.C. 4月2日(月)の例会は、「観桜例会」の為、4月2日(月)18:30~日本料理「泉里」にて
・熊本東R.C. 3月27日(火)の例会は、「第34回新世代の為の青少年卓球大会」の為、3月27日(火) 9:00開会~熊本市総合体育館大体育室にて
4月3日(火)の例会は、「花見例会」の為、4月5日(木)19:00~料亭「松屋本館」にて
・熊本東南R.C. 4月11日(水)の例会は、創立28周年記念例会の為、4月11日(水)18:30~熊本ホテルキャッスルにて
・熊本城東R.C. 4月2日(月)の例会は、花見例会の為、4月2日(月)18:30~熊本ホテルキャッスルにて

■委員会報告
社会奉仕委員会   櫻井 貴浩副委員長
植樹の報告
親睦活動委員会   村上 憲誠委員長
・ゴルフコンペの日程変更 4月7日
岩津 雅晴副委員長
・観桜会の件

■スマイルボックス
成田 淳一委員
山田 哲大、木下  修各会員  阿蘇火山博物館の学術顧問の須藤靖明様のご来訪を心より歓迎いたします。東日本大震災以降、日本は地震の活動期に入ったと言われていますが、熊本は、阿蘇はどうなるのか。お話に期待しています。
小野 友道会員  須藤靖明(すどうやすあき)博士の火山噴火と地震のお話、是非是非皆さんに聴いてほしいとの願いが叶ってスマイルです。
植田 義浩会員  須藤先生の御来訪を歓迎致します。地震、カミナリ、火事、女房と恐ろしいものの筆頭が地震です。3.11以来、日本全体が揺れています。阿蘇や熊本はどうなるかを是非伺いたいので、スマイルします。

■本日の卓話
卓話者紹介 植田 義浩例会プログラム委員長
「地震・火山活動から考えること」
阿蘇火山博物館学術顧問 須藤 靖明博士


週報No.37 3月23日号

こんにちは。ご紹介いただきました須藤です。どうぞよろしくお願いします。
今日お話しすることは3.11を契機に熊本でたくさん地震が起きたことを少し話して、それはどうしてかと、そのとき皆さんもいろいろ考えられたのではないかと思いますが、そういうことの考えた中身ではなく、考えるというところをお話ししていきたいと思います。
去年の3月31日から今年の3月31日までの地震の位置を示した図があります。殆どは山鹿の少し東で、去年10月5日にはかなり大きな地震が大津の本田技研の少し北側、合志市須屋で、有感地震がこの1年間で23回発生しております。赤いしるしがついた部分が地震が発生した箇所ですが、4,300回程が去年1年間で発生しております。その前の年の一年間は有感地震が4回です。地震の数も年間1,300回くらいが平均でしたが、昨年は4,300回発生し、非常に活発化している。2010年以前の5年間と比べると有感地震が18回くらい。ということは3.11の大きな地震の影響を熊本県はかなり受けている。
そういうことから、おとといメキシコでM7.4という大きな地震が発生して被害が生じました。その前の1985年のメキシコ大地震が発生したあとに私はメキシコの市内に行って、地震後噴火した山の観測をするために3ヶ月間滞在しました。メキシコも日本と同じように太平洋からきたプレートがもぐりこんで沈み込んでいく。その沈み込む過程で大きな地震が発生しているのがメキシコの特徴。だいたい沈み込んで100キロくらいに達するとその真上に火山が出来上がるというのが、一般的です。
地震の発生箇所を記した世界地図を見ると、同じ場所に集中していることが分かると思います。地震がどこで発生するかというとプレートの誕生するところ、あるいはプレートが衝突するところで、衝突するところは二つあって、ひとつは日本のように沈み込むプレートにある場合、それから二つのプレートが衝突し合い盛り上がる場合があります。ヒマラヤや台湾が盛り上がるところです。
まだ記憶に新しい2004年のインドネシアのスマトラ島沖地震も、やっぱりオーストラリアプレートがユーラシアプレートなどが沈み込んでいくところで発生し、大きな災害を起こしたということです。M9.1という東北で発生した地震よりも10倍ぐらい大きな地震が発生し、大きな津波が発生し20数万人の犠牲者がでた。その地震が起きたときちょうど私もインドネシアにいまして、火山を調査するということでバリ島に向かう飛行機に乗っているときに地震が発生しました。去年の正月もインドネシアに行かせてもらい、ムラピという火山が噴火していた。これも全部2004年のスマトラ島沖地震の影響で火山が噴火しているということになる。
2010年のムラピ(約3,000m)という山が10月26日から噴火活動が始まり、11月5日までがクライマックスのシーズンでした。山頂から14キロ火砕流が流れ、周辺のジャングルも焼き払われ全て無くなってしまった。火砕流は三階建てくらいの大きな岩も時速200キロくらいで流れてくるので到底逃げられない。1990年に雲仙で起こった火砕流はだいたい時速70キロくらいだったので非常に遅い火砕流だった。200キロを超えると少々の山は全て越える勢いがある。事前に警戒し、40万人が避難をしていたが、400人近い犠牲者がでた。これは占い師がそんなことは起こらないと言ったことが影響したといわれている。火砕流は海岸までくると海の上を流れる。いま日本で懸念されているのは、桜島と霧島がこのような火砕流が起こるのではないかということ。ムラピの噴火の被害のケースを桜島に置き換えると、鹿児島市が全部入ってしまうので大変なことになる。また、阿蘇の場合はどうかというと、大津あたりまでは避難しなければいけないということになる。日本では厄介な火山灰も、インドネシアではスコールが降るので自然と流される。火山灰は洗い流され酸性の成分が取り除かれ、コンクリートの砂の良い材料になるため、それを集めることを仕事としている人もいた。
東北の3.11の地震の上下動、東西動、南北動の記録を取り、1995年の兵庫県南部の地震と比較すると、今回の地震の大きさが分かる。岩手県から福島県南部までの500キロを震源域として、3分間程で4m、20mのズレが生じている。日本はもちろん世界に影響を与えている。このくらいの地震が起こると、地球の中心のコアの外殻の液体の部分が半年間ほど振動を続け、地球上へ影響を受けます。今回太平洋プレートが山形市を中心に入り込み突端のところで地震が発生した。
今から60年ほど前ですと太平洋を中心としてM9クラスの地震が4回起こっております。今回はスマトラ島沖を始め、チリ沖、東北と3つ起こっているので、ジンクスを考えるともう1つM9クラスの地震が起こるのではないかと言われてれる。どこで起こるかという予想では、アメリカのロサンゼルス沖、メキシコ沖、フィリピン沖、日本沖…いつ起こってもおかしくない状況である。
九州で考えると、東北地震の発生の3分後に阿蘇も影響を受け振動している。九州で起こる地震の50%は熊本県で起こっている。熊本県は地震活動が活発な地域ですが、天草は県内で唯一発生しない場所。阿蘇の西側は断層だらけ、幸か不幸か地震の多い地域で生活しているわけです。
東北の震災の時には、自動車で逃げる人が多かった。しかし、自動車で逃げたがために津波に遭って命を落としてしまった。やっぱりなにが残るかというと自分の体しか残らない。しかし、それを規制するのは自分が財産を持ってると体だけ逃げるのは惜しいと考えてしまう。フットワークを軽くするために努力しなければいけない。


次回の卓話
3月30日 「憂いなければ、備えなし」
危機管理アドバイザー 吉村 郁也氏
4月6日 「熊本県ロータリー奨学会第47回奨学金交付式」


クラブ行事
4月3日(火)「熊本城 桜の馬場 城彩苑で夜桜を観る会」
18:30~ 熊本城桜の馬場 城彩苑
桜の小路「肥後めしや 月あかり」
4月7日(土)「第2回門垣会長杯ゴルフコンペ」
集合8:10 スタート8:28
くまもと中央カントリークラブ
4月20日(金)「むつごろう会」
18:30~ 新茶屋
市域・地区行事
3月31日(土)「肥後大津ロータリークラブ創立40周年記念式典・祝賀会」
記念式典 14:00~17:30
     大津町文化ホール
祝賀会 18:30~20:30
     ピアパレスみいけ
4月8日(日)「菊池ロータリークラブ創立40周年記念式典」
記念式典 14:00~
祝賀会 16:30~18:30
     菊池笹乃家
4月14日(土)「2012~2013年度 国際ロータリー第2720地区 地区協議会」
10:00~17:00
別府大学大分キャンパス

熊本火の国ローターアクトクラブ
4月例会 熊本市中央公民館(第2、4(木))
4月12日(木)20:00~
4月26日(木)20:00~

鎮西高校インターアクトクラブ
4月例会(第1、3(水))
4月18日(水)12:30~

《今週の会報担当  成田 淳一委員》



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Posted by 熊本ロータリークラブ事務局 at 16:05│Comments(0)週報
 
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