2012年03月10日

週報No.34 3月2日号

■会長の時間
門垣 逸夫会長
司会進行 木下  修幹事

歌  唱 君が代、それでこそロータリー
村橋 和子ソングリーダー

会長の時間    門垣 逸夫会長
最近、あぜ道や道端に緑が芽生え始めました。いわゆる雑草といわれますが、雑草という草はありません。全て名前があります。この中で、最初に花が開くのが「ホトケノザ」です。この草は半円形のギザギザの葉っぱが対になって円状に見えます。この形が仏様の座るハスの花の座に似ているので、「ホトケノザ」という名前になっています。ごくありふれた草なので、みなさんも日頃、見ているはずです。花は赤みがかった薄い紫色で、筒状をしています。
これからどんどん増え続け、4、5月ごろになると田んぼ一面を覆い、ちょっと見ると蓮華畑のように見えます。最近は蓮華畑が少なくなっただけに、その代わりに育ったのかもしれません。地味な花ですが、生存競争に生き残るために知恵を絞っています。まず筒状の花ですが、これは蜜だけを盗まれないようにするためです。蜜が欲しければ、花の奥まで入って花粉もきちんと運べというわけです。もうひとつ、種子にはアリの好む物質が付いています。このためアリはせっせと種子を運びますが、ちょっと離れた場所に行きますと、この物質が消え、アリはそこで種子を捨てます。そこで「ホトケノザ」は芽を出し、どんどん増えていくわけです。
同じころに、似たような所に咲き始めるのが「オオイヌノフグリ」です。花は直径1㎝もありませんが、コバルトブルーの可憐で、清楚な花です。それなのに、その実が犬の陰のうに似ているというだけで、変てこな名前が付いています。実は似た花に「イヌノフグリ」というのがあって、この実が名前の根源です。こちらは絶滅危惧種で、「オオイヌノフグリ」に放逐されていますが、名前だけは名残を残しているわけです。でも世間の物知りの人は、余りにも名前が可哀そうだというわけで、見たままの感じから「瑠璃唐草」とか「星の瞳」と呼ぶ場合もあります。たかが雑草とはいえ「星の瞳」なんてロマンチックな名前ですね。私は物知りではありませんが、こちらの方がふさわしいと思っています。
話は変わりますが、熊本ロータリークラブは、格式と伝統あるクラブとして知られています。それで別に文句はありませんが、伝統ということにあまりこだわり過ぎると、時流にそぐわないこともでてくるのではないかと思います。先ほどの話に戻しますと、伝統ある名前は「オオイヌノフグリ」ですが、「星の瞳」という名前が相応しければ、名前を変えてもいいのではないか。そんなこともちょっと考えました。念のためですが、当クラブに具体的な例があるわけではありません。

3月誕生祝   岩津 雅晴親睦活動副委員長
福嶋 和彦会員 3月1日
松本 烝治会員 3月4日
柴田  真会員 3月5日
小松 忠正会員 3月8日
服部 正裕会員 3月11日
安達 一郎会員 3月15日
松木 良介会員 3月20日
大谷  均会員 3月20日
西村 浩二会員 3月20日
布田  昭会員 3月22日
木下  修会員 3月25日
門垣 逸夫会員 3月27日

週報No.34 3月2日号

■出席報告
出席委員会


■幹事報告 木下  修幹事
・2013年度R.I.第2720地区地区協議会登録料振込先の御案内
・熊本’05福祉R.C.より、2012年熊本市市域R.C.新春合同例会会計報告書
◎来信案内
・熊本県国際協会:熊本県国際協会ミニ情報誌 №437号 第22回草の根サミット2012
・公益財団法人 肥後の水とみどりの愛護基金:RKKテレビ番組の放送について
番組タイトル「守ろう大地の恵み」
・熊本市国際交流会館:催物御案内3月号
◎例会変更
・熊本りんどうR.C. 3月8日(木)の例会は、オーストラリアR.C.歓迎会のため18:30~阿蘇熊本空港ホテルエミナースにて
3月15日(木)の例会は、3月10日地区大会へ変更
3月22日(木)の例会は、定款第6条第1節に基づき休会 *サイン受付は、阿蘇熊本空港エミナースにて12:00~12:30まで行います。
3月29日(木)の例会は、5周年記念植樹のため
13:00~飯田山公園 *サイン受付はお休み

■スマイルボックス    出田敬太郎委員
門垣 逸夫、山田 哲大、木下  修会員  吉村会員の卓話、楽しみです。サケの見本をご持参されることを期待していましたが、まさか手ぶらで出席されるとは、がっかりです。その分、楽しく、おいしい話を聞けることを期待して、スマイルします。
植田 義浩会員  吉村会員の酒の話を楽しみにしていたのですが、出張が入って、残念ながら早退します。せめて瑞鷹の新酒を飲んで慰めます。お詫びのシルシに、スマイル致します。
堤  弘雄会員  財団法人熊本YMCAは4月1日をもって公益財団法人へと移行する事になりました。皆様のご支援とご理解のおかげです。感謝してスマイル致します。
上田 祐規会員  3回連続で欠席しましたので、今頃は病気だろうと噂が立っている頃と思います。頗(すこぶ)る元気でいます。健康に感謝してスマイルします。
北村美樹浩会員  熊本城マラソンでは、応援を頂きありがとうございました。結果は3時間25分と最低目標の3時間半を切りましたので、一応合格点ではありますが、最終調整段階での調整ミスもあり、25㎞以降にその影響もあって大きく減速したことが残念でした。しかし、沿道の多くの皆様に励まされ、最後まであきらめることなく、ゴールを目指すことができました。応援頂きました皆様への感謝と、次回に向けて更に精進することを誓い、スマイルいたします。
出田敬太郎会員  今月のスマイルを担当します出田です。今月も皆様からの沢山の楽しいスマイルを宜しくお願いします。

■本日の卓話
「新しい日本酒の流れ」吉村圭四郎会員


週報No.34 3月2日号

まずは清酒についての現状を語りますと、最盛期から年間の消費数が3分の1になっています。酒のメーカー数も昭和50年ごろには3900社ありましたが、今は実質的には600社程になったと言われています。熊本で言えば御船町は酒造りが盛んなところであったのですが、現在は1社もありません。このようにどんどんメーカーが減っています。我が社も半分は赤酒、4分の1が清酒、4分の1が焼酎その他、となっております。
酒は米から作ります。
日本酒は昔からあったのですが、今のような形になったのは江戸時代の中期以降と言われています。その前は赤酒に近い形であったそうです。何故違いが出るかというと、水の割合が違うからです。以前は水の割合が少なく、甘いどろっとしたものだったと言われています。それが18世紀ごろから灘で辛口の酒を造る技術が発達し、それが主流になっていったそうです。そんな中、細川藩がかつての作り方を守り伝えた結果、赤酒には昔の酒の形が残っているのです。
昔は微生物の知識が全くなかったにもかかわらず、経験・技術・勘でお酒を造る方法が作られました。きっと数え切れないくらいの失敗があったかと思います。それらの方法を科学的に解明してみると、非常に理にかなったやり方であって、そういった技術の積み重ねの結果が現在の清酒なのです。例えば微生物を不活性にする低温殺菌は、1850年にパスツールが発見したのですが、その200年も300年も前から経験的に火入れ、としてやっていたのです。
清酒の大きな三要素として、こうじ、酒母、もろみが挙げられます。この三つが清酒の味を決定します。他にも水や米、といった要素がありますが、割合としてはかなり小さく、2~3割ぐらいです。ここでワインの話になりますが、原料の葡萄は最初からブドウ糖を含んでおります。酵母菌も表面にありますので、潰すだけで醗酵します。つまり、味の良し悪しを決めるのは葡萄の品種、質がほとんどです。
それに比べると、日本酒の場合は原料の米にはブドウ糖がなく、デンプンを酵母菌で分解してブドウ糖にしてやる必要があります。酵母は空気中から取り入れるのですが、普通にやるとその他の雑菌まで取り込み、腐ってしまいます。ですので、酵母だけを純粋培養する酒母という過程が出来たのですが、微生物の知識なしにその手法を確立したのです。このように、ワインと比べると非常に技術的な工程を踏むのが日本酒の特徴となります。また、一つの桶の中でデンプンをブドウ糖に糖化し、そのブドウ糖を醗酵させる並行複発酵を行なうのもまた、日本酒の特徴の一つです。
日本酒には吟醸酒や純米酒、本醸造酒などといくつも種類がありますが、今は香りや味により分類する方法が出てきています。香りが高い・低い、味が濃醇・若々しい、といった4つのファクターで分類し、どんな料理に合うか、という指針も出されています。今までの酒の造り手からの目線ではなく、サービス、提供する側からの目線で作られたものとなっており、新たな展開が望まれています。
また、これは私が分類しているものですが、レギュラー清酒、プレミアム清酒の二つにも分けられます。造り方や飲み方も違いますので、資料の方を見ていただきたいと思います。

週報No.34 3月2日号

これで卓話を終えたいと思います。お疲れ様でした。


熊本ロータリークラブ理事会議事録
(2011~2012年度)
会議名 3月定例理事会
日 時 2012年3月2日 13:30~
場 所 熊本ホテルキャッスル「例会場」
*議事の経過と結果
1、合同植樹のメークアップ扱いについて
メーキャップ扱いということで了承された。
2、米山奨学生受け入れについて
米山記念奨学会より依頼があったロシアからの留学生を、熊本R.C.にて受け入れることが了承された。なおカウンセラーについては後日選任することとする。
3、YMCAフィランソロピー協会「第17回新入社員ボランティア入門講座」後援について
堤 弘雄理事より説明があり審議を諮った。協議した結果、名義後援が了承された。
4、熊本県警察嘱託警察犬指導士への支援について
警察犬・救助犬、支援先等について確認する事項が多く、留保となった。
5、その他
目黒純一会長エレクトよりご報告。次年度ガバナー公式訪問は7月13日(金)に予定されていること。


次回の卓話
3月9日 「旅客船による新幹線駅からの横軸の強化」
九州旅客船協会連合会副会長
(熊本フェリー(株)取締役)
井手 雅夫氏


クラブ行事
3月12日(月)「クラブ管理運営委員会」
18:30~ 料亭「すざき」
3月13日(火)「社会奉仕委員会」
18:30~ 地酒屋 蔵
3月17日(土)「熊本・熊本中央・熊本江南ロータリークラブ合同植樹の集い」
集合8:15 崇城大学市民ホール前
10:00~ 白川流域保全林南阿蘇団地
4月14日(土)「第2回門垣会長杯ゴルフコンペ」
集合8:00 スタート8:40
くまもと中央カントリークラブ

市域・地区行事
3月9日(金)~10日(土)
「2011~2012年度国際ロータリー第2720地区地区大会」
  9日(金)15:00~17:30 会長・幹事・ガバナー補佐会議及び地区指導者育成セミナー
熊本ホテルキャッスル
18:00~20:00 R.I.会長代理歓迎晩餐会並びに希望交流会
熊本ホテルキャッスル
  10日(土)9:30~16:20 地区大会本会議 崇城大学市民ホール
16:30~ クラブ間交流懇親会
3月17日(土)~18日(日)
「会長エレクト研修セミナー(PETS)」
  17日(土)13:00~17:00 第1日
別府大学大分キャンパス
親睦交流会
ホテルザーズ4F(スカイホール)
  18日(日)9:00~11:30 第2日
別府大学大分キャンパス
3月31日(土)「肥後大津ロータリークラブ創立40周年記念式典・祝賀会」
記念式典 14:00~17:30
     大津町文化ホール
祝賀会 18:30~20:30
     ピアパレスみいけ
4月3日(火)「熊本城 桜の馬場 城彩苑で夜桜を観る会」
18:30~ 熊本城桜の馬場 城彩苑
桜の小路「肥後めしや 月あかり」
4月8日(日)「菊池ロータリークラブ創立40周年記念式典」
記念式典 14:00~
祝賀会 16:30~18:30
     菊池笹乃家
4月14日(土)「2012~2013年度 国際ロータリー第2720地区 地区協議会」
9:00~17:00
別府大学大分キャンパス

熊本火の国ローターアクトクラブ
3月例会 熊本市中央公民館(第2、4(木))
3月8日(木)20:00~
3月22日(木)20:00~

鎮西高校インターアクトクラブ
3月例会(第1、3(水))
3月7日(水)12:30~
3月21日(水)12:30~


《今週の会報担当  成田 淳一委員》



同じカテゴリー(週報)の記事画像
週報No.2 7月14日号
週報No.1 平成29年7月7日号
週報No.50 6月30日号
週報No.49 6月23日号
週報No.48 6月16日号
週報No.47 6月9日号
同じカテゴリー(週報)の記事
 週報No.32 2月14日号 (2020-02-26 13:26)
 週報No.31 2月7日号 (2020-02-17 10:04)
 週報No.30 1月31日号 (2020-02-17 10:01)
 週報No.29 1月24日号 (2020-02-03 12:31)
 週報No.28 1月17日号 (2020-01-30 15:30)
 週報No.27 令和2年1月7日号 (2020-01-24 11:47)

Posted by 熊本ロータリークラブ事務局 at 15:37│Comments(0)週報
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。