2011年10月01日

週報No12 9月16日号

会長の時間
門垣 逸夫会長
司会進行 木下  修幹事

歌  唱 君が代、手に手つないで
村橋 和子ソングリーダー
来訪者紹介
卓  話  者 熊本県立大津高等学校校長
白濱  裕氏
会長の時間  門垣 逸夫会長
藤崎八旛宮の例大祭行列が近づいてきました。今日は飾馬の飾卸で、あちこちでドンドコ、ドンドコと太鼓、ラッパ、カネの音が響いています。私は、つい落ち着きを失くしてしまいます。たちまち子どものころに戻って、胸がドキドキしてきます。別に岩下会員にゴマを摺るつもりはありませんが、少なくとも私は全国的に自慢できる秋祭りだと思っています。
私は、幼稚園児の年齢の頃、行列に一度だけ、参加したことがあります。それ以来、高校生になるまで、一度も欠かさず行列を見に行きました。出稼ぎに行った後も、4、5年に1回はそのために帰郷していました。熊本に戻ってからは、毎年、兄弟3人、いつも家族からは3バカ兄弟と呼ばれていますが、朝一番から、日銀支店前に陣取って、最初から最後まで見ています。
どうやら子どもの頃の印象が刷り込み現象となって、見に行かないと、バチが当たるような気がします。飾り馬もそれぞれ個性があって、イヤイヤ歩く馬もいれば、見せ場を作ろうと思うのか、走り回る馬もいます。昔は男の祭りと思っていましたが、年々、女性が増えているように感じられます。肉食系女性が多くなったせいでしょうか。誤解ないように言っておきますが、毎年見に行くのは、若い女性を見るためではありません。
残念なのは、見物客が減ってきているように見えることです。やはり宣伝下手という県民性もあるのでしょうか。今年は新幹線が開通して、初めての祭りです。新幹線効果がどう出てくるのか。観光客が増えることを期待していますが、いかがでしょうか。先日、所用で博多に行きましたが、例大祭の宣伝は、まったく見られませんでした。「人と馬が一体となった一大コラボレーション祭り」ぐらいの宣伝をしてもらいたいものです。
祭りは参加して楽しみ、見物して楽しむものです。ロータリークラブのいろんな活動や委員会、懇親会なども、まず参加して楽しむことが大事だと思います。御一緒に楽しもうではありませんか。

ネームプレート交換  木下  修幹事
寺崎 毅史会員(日本生命保険(相)熊本支社)

週報No12 9月16日号

入会2ヶ月以内会員紹介  木下  修幹事
西村 浩二会員((株)熊本ホテルキャッスル)

出席報告 出席委員会

8月出席率報告  中村 展教出席委員
8月5日   93.67%
12日   93.67%
19日   91.03%
   26日   92.41% 
平均   92.70% 

出席100%表彰(9月)
水谷  茂会員 24年
樋口 雄三 〃  15年
北村美樹浩 〃  1年
嶋林 博喜 〃  1年

幹事報告
木下  修幹事
・’11~’12年度地区職業奉仕委員会より、地区職業奉仕セミナーについてのお願い
・R.I.第2720地区ガバナー事務所より、財団法人ロータリー米山記念奨学会よりのご案内
・2011~2012年度クラブ現況及び活動報告書訂正について
P11 歴代会長 1959年
   上田慈穂→滋(いつくしむ→うるおす)
P45 (活動費計)予算額の欄
   516,000→5,160,000
◎例会変更
・熊本東R.C. 10月11日(火)の例会は、「職場訪問例会」の為、10月11日(火)12:30~富士フイルム九州(株)にて
・熊本’05福祉R.C. 10月4日(火)の例会は、県民総合運動公園清掃のため、10月4日(火)7:00~ 「火の国ハイツ」集合
10月18日(火)の例会は、ガバナー公式訪問の為、10月18日(火)18:00~「火の国ハイツ」にて
・熊本グリーンR.C. 9月26日(月)の例会は、「観月例会」の為、9月26日(月)18:30~料亭「田吾作」にて

トピックス
「藤崎宮秋季例大祭の話」  岩下 忠佳会員

週報No12 9月16日号

スマイルボックス 嶋林 博喜委員長
柏尾 敬秀会員  やっとネームプレートもピンクから白に変わりました。ありがとうございます。また9/10に我社創立記念日(57周年)を無事終了することができました。全てに感謝です。PS 村橋ソングリーダーに社歌を歌っていただきました。
門垣 逸夫、木下  修各会員  白濱先生のご来訪を歓迎します。台湾と熊本県は大変親しい関係にあるとお聞きし、本日の卓話を楽しみにしています。
目黒 純一会員  白濱先生、お忙しい中ありがとうございます。よろしくお願い申し上げます。
水谷  茂会員  大津高校長白濱先生のご来訪を心より歓迎します。お話を楽しみにしています!
上田 祐規会員  大津高校長白濱先生の御来訪を歓迎し、卓話を楽しみにしています。
伊豆 英一会員  本日卓話を頂きます白濱 裕先生を心から歓迎してスマイルします。
井上 勝己会員  熊本県立大津高等学校の白濱校長先生のご来訪を心から歓迎し、スマイルします。熊日新聞夕刊のコラム「今日の発言」の執筆者の一人として、つい最近も、「文武両道日本一」……二兎を追え、と早朝練習の生徒たちを考慮し、アスリート課外を設定されたり、また「日台友好の懸け橋となった先人ゆかりの場所を訪ねその偉功をしのび、単なる物見遊山ではない修学旅行にしたい」と、自らの教育理念を実践に移し、教育とはどうあるべきかという視点から、自らの信念を世に問い、世の批判を乞うという実に真摯で、またその天晴れな生き方に対し、心からの敬意を表したいと思います。当クラブの木下幹事の母方のおじい様・明治25年お生まれの、松本唯一先生、松本先生が終生敬慕された明治19年のお生まれの、「名も無き民のこころ」「日米不戦論」の著者であります河村幹雄先生、私は、そのご生前を知らないのですが、両先生を、つい想い浮かべてしまいます。日本人が昔から日々の暮らしの中で、言い表してきた「魂が移る」とはこのことではないかと思います。両先生に学ばれた白濱先生の本日の卓話、楽しみにしております。会員の皆様のご清聴のほど、宜しくお願いします。
小野 友道会員  ①大津高校白濱校長の卓話楽しみです。②先週白内障の手術をしました。よく見えるようになりました。退院し、自宅で最初に目にしたのが「熊本文化」の巻頭随筆でした。植田義浩会員の名文でした。術後の目には少し活字小さく、つかれてしまいましたが。
村本  亮会員  9月15日江津湖の朝はひんやりとして鈴虫とこおろぎが鳴いています。薬真寺会員は2月の熊本城マラソンに参加するために走るスピードを上げています。與縄会員が黒のヘルメット、オレンジのTシャツ、紺のパンツ、茶色のバイク(自転車)でさっそうと湖畔を走りぬけています。私は老夫婦に追い越されボテボテと歩いています。あ~腰が痛くなってきた。

本日の卓話
卓話者紹介  井上 勝己新世代奉仕委員長
県立大津高等学校 校長
白濱  裕(しらはま・ひろし)様
昭和27年生まれ。59歳。済々黌高校、熊本大法卒。済々黌高校教頭、小国高校校長を経て現職。熊本県高等学校教育研究会会長、「NIE(教育に新聞を)ネットワーク熊本」代表、今年7月まで熊本県社会教育委員をつとめる。
共著に『高等学校「総合的な学習」実践ガイド』(小学館)、『戦後世代からの発言』など。
「先人に学ぶ日台友好の絆
~台湾修学旅行を通して~」
熊本県立大津高等学校校長 白濱  裕氏


週報No12 9月16日号

本日は、県下のトップリーダーの皆様の前で、一高校の学校経営の一端を申し述べさせて頂く機会を得ましたことを光栄に存じます。
大津高校は、旧制大津中学を前身とし、来年度90周年を迎える1学年320名を数える大規模校です。学校目標に「文武両道日本一」、「凡事徹底」を掲げ、当たり前のことを当たり前に努力する、文武に秀でた「サムライ」の育成に努めているところです。
さて、本校では、今年12月7日~10日に、従来のスキーを中心とした修学旅行を変更し、県立高校で学年単位では初めての台湾への修学旅行を計画しています。そこで、本日は、台湾修学旅行を実施するに至った趣旨と旅行の概要について述べさせて頂きます。
最近よく、日本の若者の「内向き志向」が指摘され、企業でも海外赴任を敬遠する風潮があると聞いています。国際化が進展するこれからのグローバル社会において、日本が生き延びていくためには、若者が国際感覚を磨き、臆することなく外国人と渡りあう能力を身につけることが喫緊の課題であるとかねて痛感しています。そこで、校長職を拝命して以来、すべての生徒にとにかくパスポートを取らせ、税関を一歩出て外国の空気を吸わせたいと思ってきました。
「なぜ台湾か?」ということですが、まず、台湾は親日的で治安も良く、また、日本統治時代に作られた建物や遺跡が大切に保存されており、それらを訪ねることにより戦前から連続した歴史を学習し体験できる。また、バシー海峡や台湾海峡は日本の安全保障上の死命を制するシーレーンであり、生徒に地政学的な国際認識を持たせる意味でも有益である。その他、12月の台湾は気候も温暖で、旅行費用も県の規定内であり、リーズナブルであるという点などを考慮して選んだ次第です。
昨年から何度か訪台し、交流校を探したり見学箇所の実地踏査を重ねてきました。後に紹介する烏山頭ダムや芝山巌、二二八記念館などは、ほとんど標準的な業者の修学旅行のコースには入っていない所ですが、ここだけは欠かせないと思い組み込みました。ちなみに、旅程の特徴を挙げるとすれば次のような点があげられるかと思います。
今回の旅行で最も重点を置いているのが、学校間交流です。台北県の海山高級中学という本校とほぼ同規模で進学とスポーツ両面に力を入れている学校と、一日を費やしてさまざまな交流を予定しています。例えば、本校は目下、女子バスケットボールにおいて、県下でタイトルを有していますが、先方もここ数年、台湾で全国制覇を続けている強豪校ということで、スポーツを通した交流行事として両チームの親善試合を計画しています。
また、半日は、日本語を学んでいる台湾の生徒を交えて班別の台北市内自主行動を予定しています。国と国の友好というのは、やはり若者同士の交流から始まるものだと思います。台北市内を両国の生徒同士が交流しながら、様々な施設を見学したり街を散策する。おそらく、夕方のホテルでの別れ際には涙々の感動的なシーンが現出されるのではないかと思っています。さらに、台湾の実際の家庭の雰囲気と生活文化を体験させるため、台北市の大同ロータリークラブのご家庭に一部生徒をホームステイさせることも予定しています。
その他、「阿蘇くまもと空港」からのチャーター便の残席を利用して、本校のPTA役員も同行し、学校視察や先方の学校の保護者との懇談会に参加して頂くことにしています。日本と台湾のそれぞれの教育課題について率直に意見交換をすることで、子育てのヒントにしてもらえればと思っています。
さて、台湾はこの度の東日本大震災に際して、「惻隠の情」を発揮し、官民挙げて200億円を超える断トツの義援金を寄せてくれました。歴史を遡ると、このような台湾の人々の日本人に対する親日的国民性の背景には、台湾近代化のため尽くし、今日の日台友好の架け橋となった幾多の日本人の存在があると思います。
例えば、技師として当時としては世界最大級の烏山頭ダムと1万6千キロに及ぶ給排水路を昭和5年(1930年)に造成し、干ばつに悩む嘉南平野を肥沃な水田地帯に変え、今なお台湾の人々が尊敬してやまない金沢出身の八田與一はその代表でしょう。八田與一は、ダムの完成を見届けた後、昭和17年、フィリピンの視察に向かう途上、米潜水艦に撃沈され非業の最期を遂げますが、烏山頭ダム湖畔にある地元民が建てた作業着姿の銅像と、3年後、夫の後を追い放水口に身を投げた外代樹夫人と共に眠る墓前では、今なお命日には地元の人々によって慰霊祭が営まれ、献花が絶えません。
また、日本は、台湾領有直後に、台湾の統治政策の中で「教育こそ最優先すべき」と台北市北郊の芝山巌に学堂を開き、台湾の子弟の教育を始めました。台湾総督府において、その施策に携わった伊沢修二は、「身に寸鉄を帯びずして、住民の群中に這いらねば、教育の仕事はできない」との言葉を残していますが、領有直後の混乱した状況下に悲壮な覚悟で始めた事業でした。しかし、その先駆けとなった「六士(氏)先生」と呼ばれる6人の教師達は、明治29年元日、総督府へ年賀のために山を降りる途上、匪賊に襲われ必死の説得も功を奏さず、ついには惨殺されてしまいます。「六士先生」の一人で、吉田松陰の甥にあたる楫取道明が残した、「死して余栄あり、実に死に甲斐あり」の言葉は、殉職した「六士先生」すべてに共通した志であったと思います。中でも特筆すべきは、その中に、最年少、齢弱冠17歳の済々黌出身の平井数馬もいたことです。平井数馬は非凡な語学の才能をもって通訳官として勇躍赴任するも、志半ばで非命に倒れたことは残念でなりません。現在、熊本市黒髪の小峯墓地に眠っていますが、一昨年9月に来熊された李登輝元総統も忙しい日程を縫って墓参を果たされました。
今回の修学旅行が、これら日台友好の架け橋となった先人ゆかりの場所を訪ねその偉功を偲ぶことにより、単なる物見遊山ではなく、生徒達が世界に大きく眼を開き、日本人としての自覚と国際感覚を身につけるきっかけとなることを願っています。と同時に、これを皮切りに今後、本県の高校が陸続として台湾への修学旅行を実施し、ひいては、本県と台湾間の観光・物産・交通の活性化に繋がればと念願しています。
なお、事前学習の一環として、評論家の金美齢さんの講演会を、10月17日(月)午後2時より大津高体育館で開催します。一般公開いたしますので、ご都合のつかれる方はご来校ください。
以上、ご静聴ありがとうございました。
次回の卓話
9月23日 休会(祝日 秋分の日)
9月30日 「RC歴史を語る」
小堀会員・田尻会員
10月7日 「料理の話」
細川護光氏夫人 細川 亜衣氏

クラブ行事
9月27日(火)「新世代奉仕・インターアクト・ローターアクト合同委員会」
18:30~ 料亭「田吾作」
11月8日(火)「職場訪問」
7:30~ 九州電力(株)八丁原地熱発電所

市域・地区行事
9月18日(日)「R.I.第2720地区’11~’12年度職業奉仕セミナー」
13:00~ くまもと県民交流館パレア
10階パレアホール
11月4日(金)「第3回熊本中央ロータリークラブチャリティコンペ」
グランドチャンピオンゴルフクラブ

熊本火の国ローターアクトクラブ
9月例会 熊本市中央公民館(第2、4(木))
9月22日(木)20:00~
ローターアクト地区行事
10月8日(土)~9日(日)
「国際ロータリー第2720地区ローターアクト 第27回年次大会」
大分イベントホール(メイン会場)

鎮西高校インターアクトクラブ
9月例会(第1、3(水))
9月21日(水)12:30~

《今週の会報担当  成田 淳一会員》



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Posted by 熊本ロータリークラブ事務局 at 23:37│Comments(0)週報
 
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