2019年05月31日

週報No.43 令和元年5月17日号

点鐘(開会)        本松  賢 会長
          司会進行 出田敬太郎 幹事
国歌斉唱
今日の歌唱
  「海」
          髙森 郁子 ソングリーダー
来訪者紹介        本松  賢 会長

米山奨学生ヒラス・トゥメガス・マナルさん

■会長の時間
本松  賢 会長

本日は、連絡事項が少なく出田幹事より会長の時間を長めに取ってありますと、昨日連絡がございましたので、今朝一番に会社に出社し原稿を書いて参りました。
さて困った時はいつもの事ですけれども、気象予報士のもとに参り、気象についての情報を戴いてきましたので、お話し致します。明後日5月19日は満月だそうでございます。夜7時半過ぎに東の空から、まん丸のお月様が登ってくることでしょう。当日の天気が晴れでいればの場合ですが?月見と言えば秋ですが、気候的には初夏の月見も良いものだそうです。
さて、この月の出、月の入りの時刻は掲載している新聞もありますので毎日確認できる方もいらっしゃいますが、実はこんなこともあるのです。「一日のうちで月が出ないのに沈むことがある」この事を知っている方、どなたかおられますでしょうか?
さて、どうしてこういうことが起こるのかと言いますと、月の出、月の入りの時間は平均すると一日50分ずつ遅くなります。例えば、5月1日の月の出が23時30分だとすると、次の月の出は5月2日の24時20分となりますが、これは5月2日ではなく3日の0時20分となってしまうのです。お分かりでしょうか?僕の話ですから、よく聞いて戴かなければわからないかと思います。
詳しく話します。1日23時30分に月が出て、2日8時45分に沈む。その月が次に出てくるのは日付けが変わった3日0時20分に出てくることになるのです。そうなりますと、2日は月の出がなかったということになるのです。お分かりになられたでしょうか?もちろん同じ理論で、月の出はあるけど月の入りはないという日もあります。
だいたいそれぞれ1ヶ月に1日のペースでそういった日が回ってきて、今月は来週の金曜日24日が「沈んだ月が出てこない日」となります。興味のある方は当日の新聞の暦欄を注目してください。月の出の時間が×になっているはずです。
よく落ち込んだ人を慰める時「止まぬ雨はない」「明けぬ夜はない」と励ましますが、「月の出ない日はない」とは言わない方がよさそうですね。
次に話題を変えてもう一つ話を致します。
新元号、令和が始まって17日が経過しました。
この改元でにわかに注目されたのがJR平成駅です。「平成駅」には「昭和タクシー」の看板があり、自動販売機には「大正製薬」のドリンクも売ってあるということで、大正、昭和、平成が揃う場所として話題となりました。ここに明治のドリンクを持ち込み、4つの元号を揃えてSNSに投稿する若者もいたようですね。ここまでは当日全国ニュースでお伝えしましたので見られた方は多いと思います。これから先があるのです。
こうして、にわかに元号が注目される中、この春、復旧工事が進む熊本城小天守の石垣の裏から、ある元号が書かれた「瓦」が初めて見つかったことが熊本市から発表されました。その元号とは明治のひとつ前、江戸時代最後の元号となった「慶応」です。瓦は割れていて縦横10センチ程度赤く焼けていることから、明治10年の西南戦争で天守閣が焼けた時に屋根に載っていたとみられています。
これまで熊本城の瓦では慶長4年、明和2年などいくつかの元号が書かれたものが見つかっていて、築城以降、たびたび改修工事が行われていたことが窺われますが、初めて慶応の瓦が見つかったことで、幕末の動乱の中でもその時代の人々が熊本城の維持・改修に当たっていたということを示しているようです。ただし、この瓦は本来の役割を果たした期間としては短く、幕末に小天守の屋根に載せられたあと、明治10年に焼け落ち、さらに明治22年の熊本地震で崩れた石垣を復旧する際、石垣の裏に込める細かい石の一部として利用されたとみられています。
熊本城は築城から400年あまり、壊れたら元に戻すということの繰り返しと考えると、3年前、平成28年の熊本地震からの復旧も、今の時代に生きる私たちに課せられた使命なのかもしれませんね。熊本城の完全復旧は今から18年後の2037年度、令和19年度の予定です。
私が、大学を出て福岡から熊本に来ました昭和46年当時の熊本城は、市役所前の長塀はありましたが、飯田丸五階櫓や行幸坂左の城門などはなく、中にはテニスコートがありました。二の丸広場から見た長塀もありませんでした。52年間で色々な熊本城の復元がなされてきました。それをまた初めから修復していくわけです。永いようですが、その時々生まれ変わる熊本城を眺めていくのも、また楽しいことではないでしょうか?



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Posted by 熊本ロータリークラブ事務局 at 10:42│Comments(0)週報
 
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