2018年06月05日

週報No.43 5月25日号

点鐘(開会)          布田  昭会長
           司会進行 添島 義樹副幹事
国歌斉唱
今日の歌唱
  「みかんの花咲く丘」
髙森 郁子ソングリーダー
来訪者紹介

米山奨学生ヒラス・トゥメガス・マナルさん
熊本火の国R.A.C.濵本 健志さん、河上 和磨さん

■会長の時間
布田  昭会長

ロータリークラブの例会には歌がつきものです。まず、いつから始まったのかをお話し致します。
シカゴにて、ロータリークラブが創立された1905年秋は、約15名のクラブ会員が、2週毎の晩餐例会を開き、ロータリーや、他の問題について議論をしていましたが、話題が途切れたり、気まずい雰囲気になった折に、会員の一人であるハリー・ラグルスが雰囲気を変える為に「さあ、皆で歌おう」と言い出しました。
その後、歌はシカゴロータリークラブの中で、ますます重要になった。そのきっかけは、親睦派と社会奉仕派の対立でした。ポール・ハリスが第3代会長に就任後、社会奉仕を強化する方針を打ち出しました。しかし今までのままで良いとする親睦派と社会奉仕派との間で、会を二分する対立が生じた。それを和やかな雰囲気にしたのがハリー・ラグルスでした。
1908年ラグルスは第4代の会長に就任していますので、歌の効用を会員誰もが認めていたに違いありません。
次に、主にロータリーソングにはどのようなものがあるでしょうか。ロータリーソングは世界で140曲以上あるといわれています。日本では25曲ありますが、クラブソングも入れると、かなりの数に上ると思われます。主な日本のロータリーソングを紹介します。
「奉仕の理想」は1935(昭和10)年、京都ロータリークラブと東京ロータリークラブの会員の合作でした。原曲は「世界に捧げん我等の業」だったそうですが、当時の世相を気にしたためか「御国に捧げん我等の業」に直したといわれています。また「我等の業」も同年の作です。特に作詞は高野辰之で、「故郷」や「おぼろ月夜」の作詞者です。職業奉仕をテーマにしたこれらのロータリーソングは、その後80年近くも歌われています。
「手に手つないで」は、1952(昭和27)年にロータリークラブが2地区に分かれる際に、お互いに“手に手をつないで行こう”と誓いあった時に歌われました。
いずれにしても、最近のヒット作はなく、変化がないのがロータリーソングの特徴でしょうか。
次の問題点は、外国からのゲストにとって、これらの歌はまさに“チンプンカンプン”です。外国のロータリアンが日本に来て歌えるのは多分「R-O-T-A-R-Y」だけでしょう。
さて歌の効用について、ポール・ハリスはロータリーソングの効用を4つ上げています。友情を深める、気分を和らげる、音楽への関心が深まる、歌の内容と例会の目的がマッチすれば話題が盛り上がるとあります。主な効用は前の2つではないでしょうか。今の言葉で言えば音楽療法です。音楽療法とは、音楽を聞いたり、歌ったり、演奏をして病気の治療効果を上げるもので、心身症や認知症の予防や治療に効果が期待されます。



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Posted by 熊本ロータリークラブ事務局 at 18:00│Comments(0)週報
 
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